てらさき雄介の日記
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2014年07月11日(金) 日本は単一民族国家ではありません

‘サンカの民と被差別の世界 (五木寛之著)’を読んだ。サンカのことをよく知りたかったし、また家船についても全く知識がなかった。あわせて著者の表現にも興味があり購入した。

詳細な調査によるルポというよりは、著者の随筆といった感じで、その感想や思いが強すぎたキライはある。しかし有名な作家が書いたことによって、歴史の事実を多くの人が知ったのも功績だろう。

「日本は単一民族国家」と言う人は減った。政治家がそう発言すれば恐らくは致命傷。アイヌに対する法整備も進み、2020年の東京オリンピックに向けても、先住民族として改めて紹介されるとのこと。

人権意識が進化している。素晴らしいことだ。一方でいまだ差別的言動を発したり、また弱い立場の他者を攻撃することによって、自分の考えを明らかにしようとする不届き者も多い。強さよりも優しさが求められている。

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