てらさき雄介の日記
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2014年07月03日(木) 県議会における集団的自衛権の採決

県議会には意見表明権がある。地方自治法に規定されている大切な仕事だ。その権限を使って、国会や政府に対して意見することが出来る。喫緊の課題である集団的自衛権についてしっかり主張して欲しいと、市民から計29件の陳情書が県議会に提出された。すべて行使に「反対」もしくは「慎重審議を求める」内容だ。

民主党県議団で議論した結果、この陳情に賛成(了承)することになり、所管の総務政策常任委員会に臨んだ。委員は14名。挙手したのは5名。民主党の委員4名と、結い・維新の委員1名だ。結果賛成少数で否決された。残念であったが地方議会で議論することは価値がある。特に神奈川は沖縄に次ぐ基地県。集団的自衛権の行使は県政にも大きく影響を与える。

さて陳情を出されたある団体の方が、終了後に民主党県議団の控室に来られた。私たちが賛成したことに謝辞があり、また今後について若干の意見交換した。生まれて初めて政治活動をしたという初老の女性は、恐る恐る出した陳情が容赦なく否決されたことに戸惑っているように見えた。

しかし私は言った「これからも意見を言い続けてください。また陳情を出して頂ければ真剣に受け止め続けます。」そうなのだ政府は願っているはず。この問題が風化することを。市民もマスコミも地方議会も取り上げなくなることを。そうはさせない。主張し続けることによって、大きな壁にも穴が開けられる。閣議決定で終わりではない。

●今日一日

【午前】
民主党県議団政務調査会/県庁
民主党県議団部会長会議/同
総務政策常任委員会(質疑)/同

【午後】
民主党県議団役員会/県庁
民主党県議団全体会議/同
総務政策常任委員会(質疑)/同

【夜】
総務政策常任委員会(意見発表及び採決)


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