てらさき雄介の日記
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2010年03月04日(木) 取調べの可視化

防災警察常任委員会が開かれ、取調べの可視化について議論になった。ご存知の通り民主党のマニフェストにある項目で、現在国政レベルで実現に向けた準備が進んでいる。

可視化することは賛成だ。過去多く生んできた冤罪は、取調べ段階が原因となっていることが多い。また本来、民主主義社会においては、出来るだけ多くの情報を、恐れず隠さず主権者に明らかにすべき。

さて可視化に賛成だからこそ、一方のデメリットも把握しなくてはならない。捜査の目的は‘真実を明らかにする’こと。これが妨げられるのではという意見は、確かに懸念としては一理あると思う。

そもそも取調べとは、司法手続と行政上の行為、果たしてどちらに区分されるべきものか。形式的には後者だが、裁判員制度の導入により可視化が進捗している実態を見れば、そうは割り切れない部分もある。

ある政府高官も「おとり捜査や司法取引とセットでないと導入は難しい」との感想を述べている。今後可視化を正式に制度とするにあたっては、この点も留意していく必要がある。

ちなみに都道府県レベルでは、既に一部可視化が行われている。現場における事例を検証することも必要だ。また警察を預かる県政として、国に対して意見をいくべき。

●今日一日

【午前】
調査活動/県庁
防災警察常任委員会/県庁

【午後】
防災警察常任委員会/県庁
子ども教育支援課と意見交換/同
障害福祉課と意見交換/同
高齢福祉課と意見交換/同
相模原ライオンズクラブ例会/市民会館
挨拶まわり/市中部

党県議団の予算委員会メンバー(一番右下が私の名前)


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