てらさき雄介の日記
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菅原直敏県議(民主党・大和市選出)の発案で、埼玉県議会と東京都議会に調査に出向いた。内容は議会運営そのもの。特に委員会運営と主権者向け広報、そして議会図書室についてそれぞれの話を聞いた。
議会にはいくつかの(多くの?)不思議がある。そのひとつが‘図書室’の存在だ。これは地方自治法によって規定されており、設置しないことは許されていない。
同法第100条第14項。「議会は、議員の調査研究に資するため、図書室を附置し前2項の規定により送付を受けた官報、公報及び刊行物を保管して置かなければならない。」
何故こんなことまで法律で・・・、と思う現場の地方議員も少なくはないが、法に反することは許されない。結果としてすべての地方議会に、図書館か同様の資料室が設置されている。
当然神奈川県議会にも。それは県庁の5階にある。多くの蔵書と資料が配置してある。また県議会採用の非常勤職員も。ちなみに私は比較的使っている方と思う。
定例会中は数冊借りているし、他でもウロウロして新刊を眺めたりしている。しかしだ。ここで他の議員と会ったことはない。むしろ議会局職員が打合せなどで使用している。
図書室かどうかは別にして、情報が命の議会活動にとって、このような場所は必要だと考える。しかし実態としては、議員の為に設置されている部屋を、残念ながら多くの議員は利用していない。
この現実から目をそらしてはいけない。他の分野でも一緒。議会局調査課がつくった資料を、果たして皆んな読んでいるのだろうか。少なくとも私は目を通しているつもり。
名誉職議会から脱却する為には、まずカタチを重用視する文化を変えねばならない。まわりからどう見られるかではなく、一番大切な中身において効率的に仕事が出来ているか。
そして県民の利益になっているかどうか。議会改革の対象とは制度ではなく、それを運営する人であるこということを、今一度肝に銘じつつ進んでいくべきだ。
●今日一日
【午前】 埼玉県議会の議会運営について調査/埼玉県庁
【午後】 東京都議会の議会運営について調査/東京都庁 支援者訪問(数軒)/市中部 支援者と会合/星が丘 松沢成文相模原後援会発会式/中央
埼玉県議会
東京都議会の図書館
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