てらさき雄介の日記
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2008年12月30日(火) 日本の名誉

イスラエルがガザを攻撃している。「軍事施設のみ」は幻想であり、かなり多くの民間人が死傷している。子どもも含まれているとの報道もある。

アメリカは相変わらずハマスを非難しているが、世界のすう勢を見誤ること甚だしい。河村官房長官がイスラエルに対して遺憾の意を表明したのは正しいことだ。

パレスチナの大部分を、実行支配しているイスラエルこそ自重すべきなのだ。度重なる停戦合意をこれ以上破るならば、それこそ国連などで制裁も検討すべきだ。

しかしそうはなるまい。イスラエルをつくった側、その一部の国が、いまだ強い影響力を持っているから。オバマ氏は中東和平について、具体的なロードマップを示していないが、アメリカも‘当事者’たる責任を自覚して欲しい。

さて日本。イラク戦争で日本はアラブ諸国の中に、簡単には消えない疑念を持たせてしまった。ソマリア沖への自衛隊派遣が、政府内で議論されているようだが、それよりも産油国との友好関係をもっと大切にした方がいい。

パレスチナ側に立てと言っているのではない。イスラエル建国に関わらなかった歴史を有効に活かして、かつて東京会議を行ったような仲裁という役割を、粘り強く果たし続けるべきだ。

紛争を終わらせるために、非軍事で具体的に行動する。現在の世界を見渡せば、出来ることは多くあるはず。これこそ日本の名誉であると信じる。

【今日一日】
16:00 事務作業/事務所
20:00 消防団(1-1)歳末警戒/上溝


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