てらさき雄介の日記
DiaryINDEX|past|will
戦中・戦後に行われた相模ダム建設には、日本人・韓国朝鮮人・中国人が多く従事した。その中で83名の方が殉職され、第30回目の合同追悼会が催された。
この追悼会の特徴は、主催者が住民であること。行政関係者も参加していたが、それはゲストでしかない。国家や組織としてではなく、個人として冥福を祈るスタイルだ。
また在日の団体である、民団と総連が共に参加しているのも珍しい。‘席を同じく’することが稀な双方だが、この会では代表者がそれぞれ挨拶する。開催当初は違ったそうだが、30回も積み重ねてきた努力の成果だろう。
かつての戦争を真摯に捉えることは、政治家としての基本的責任である。また強制連行や朝鮮半島・中国支配についても、詳細に議論があることは承知しているが、そもそも誤った政策判断であったことは事実。
今は満面に水をたたえ、神奈川の水源となっている相模湖。この美しい風景にも、重い歴史があることを忘れてはいけない。記念碑も設置されているが、より大切なのは記憶を受け継いでいくことだ。
地元の人間として、ダム建設を決定した県議会の一員として、また日本の歴史を背負う者として、今後も真摯に過去と向き合い活動していきたい。
【今日一日】 13:30 相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会/相模湖町与瀬 16:00 上溝夏まつり本宮/上溝 20:00 弥栄自治会盆踊り/弥栄
上溝夏まつり
|