てらさき雄介の日記
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2007年09月15日(土) |
死についてのサポート |
身内が入院しているせいで、病院に行く機会が最近ある。その身内はまだ若いが、他入院患者はほとんどが老人だ。
仕事柄福祉施設にも行くが、ともに老人と社会について考えさせられることが多い。医療制度も介護保険も、基本的には財政から発したもの。‘いかなるサービスが提供されるべきか’という本質論から出てはいない。
「医療保険は基礎的社会保障ではない」。信じられないことだが、これが行政の公式見解だ。医療ですらそうだから、福祉も推して知るべし。ゆえに“受益者負担”という場違いの言葉が、安易に使われてしまうのだ。
誰でも元気で生きていきたい。そしていずれ死を迎えるときは、まわりに迷惑をかけずにポックリ逝きたい。皆思うことだろう。それをいかにサポートするか。政治の役割だ。
前者については、日々どんなカタチであれ議論している。では後者についてはどうだろうか。誰でも迎える死について、そのサポートを社会は考えているだろうか。
安楽死のことではない。例としては終末医療や、ホスピスなどが挙げられるだろう。それが医療なのか、福祉なのかを越えて、政治も施策を採っていくべきだろう。
【今日一日】 休暇
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