てらさき雄介の日記
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2007年08月15日(水) |
今改めて反戦〜その3〜 |
靖国神社に参拝しない私は、どこに参るべきだろうか。多くの死者に思いを馳せて、心のなかで手を合わせよう。
「靖国参拝すべき」という人に限って、意外と靖国に行ったことがない。テレビで見ているだけだ。
私は靖国に何度も行った。奥の神殿にも上がったことがある。その結果、ここは死者を慰める場所ではないし、いわゆる神社ではないと思った。はっきりした政治の意思が見え隠れした。それは総理が言うような「平和を希求する」ことではないと思った。
そのひとつが戦争責任だ。A級戦犯がどうのというのではない。あの裁判については学習しているつもりだ。政治が口を出すことではないが、合祀には反対していない。
間違いは、日本人自身の手で総括をしなかったこと。もし当時出来なかったのなら、今からでもすればいい。戦争で多くの人命を失わせ、まして結果負けている。責任がないはずがない!
もうひとつが死に対する美化だ。特攻に出た青年兵の純粋な思いには、政治家として本当に敬服する。しかし違う。阿鼻叫喚のなかで息絶えた、より多くの人々の思いが、靖国からは聞こえてこない。
最後は、対する政治家の姿勢だ。矮小な方から言うと選挙向け。遺族会云々の話だ。マシかもしれないが恐ろしいのは、世の戦争への否定を、更に否定する流れをつくることだ。
参議院選挙で与党が敗れたことは、二大政党の思惑を越えて、より大きな意味を持つものだった。少なくとも小泉政権以来の流れを、止めることが出来た。
さてこれからだ。私は無論、親も戦争を知らない。家庭で戦争を伝えることは、最早不可能になりつつある。社会教育、特に学校の果たす役割は大きい。
県議としては、議会で発言するしかない。9月議会では本会議で、学校における平和教育の推進について、知事と教育長に意見を述べる予定だ。
【今日一日】 休暇
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