てらさき雄介の日記
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2006年08月23日(水) 相馬雪香さんとの面会

尾崎行雄氏の3女である相馬雪香さんにお会いした。遠く壇上でお話しされている姿は目にしたことがあるが、膝を交えてお話しするのは初めてのことだ。

尾崎行雄氏は、以前から尊敬する政治家だ。津久井出身ということもあり、今では相模原市立になった尾崎咢堂記念館にも、津久井方面に行った際にはよく訪ねる。

今回その津久井も、私の県政の選挙区になったこともあり、正式に(財)尾崎行雄記念財団に入会した。その挨拶もかねての表敬訪問だ。友人の森山浩行前大阪府議が、相馬さんや同財団と親しかったので同行してもらった。

1912年生まれだから、現在は94歳になられる。かくしゃくとお話しされ、今の政治を憂いておられる。理想を掲げながら、地域で生きていくことの難しさを唱え、それでも頑張るように激励して頂いた。

尾崎行雄氏を初めて知ったのは、学生時代に憲政記念館を訪れたときのことだ。そこで敗戦のときに、氏がつくった「全世界一家のごとき狭き世に、ひとり栄えゆる道のあらんや。」に感銘を受けた。

これを見た私の学生時代は、湾岸戦争などで国際貢献論議が盛んだった。金のある日本が何か‘貢献’しなくてはという、一歩高いところから世界を見る形勢があった。

しかし戦後の廃墟を眺めながら、この唄を読んだ尾崎行雄氏の心は忘れてはなるまい。世界に対して謙虚な姿勢を持つことも、大国だからこそ必要だ。

さて入会したからには、同財団の活動に積極的に参加していきたい。津久井でも年に一度、青年向けの演説大会も開催している。頑張っていきたい。


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