てらさき雄介の日記
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2006年07月15日(土) 浅野史郎氏のはなし

次期統一選挙の候補予定者むけに、民主党神奈川県連が主催する‘民主スクール’があった。

今日の講師は‘知事経験者’とのことだったが、行ってみると浅野史郎前宮城県知事だ。

いわゆる革新派知事で、ゼネコン汚職で捕まった前々知事に代わり、宮城県政の改革に挑んだ方だ。3期12年で昨年引退している。

話しを聞くのは初めてだ。1時間半あまり聞いた。率直に言うと、官僚出身のキラいはある。しかしやはり革新系だ。同じようなスタンスの知事が持っているように、国に対しての明確な対決姿勢がある。

お話しは、「三位一体改革について」と、「地方議会とはなにか」についてだった。後者の方は特に興味深かった。知事の立場から議会をどう捉えたのか。

中身はこうだ。

・チェック機関としての仕事は付属であって、基本は立法機関であるべきだ
→私は半々と考えているが、知事は明確に後者が大切とのこと。

・予算編成にもっと口を出していい
→知事から言われるので情けないが、確かにその通りだ。

・もっと政策能力が欲しい
→冠婚葬祭政治を否定していたことが面白い。この人がどういう選挙をやっていたのか興味が湧いた。

さて浅野氏は、現在慶應大学の教授をされている。最後まで地位にしがみつく政治関係者が多いなかで、引退後にまた新たな社会で活躍している姿はすがすがしい。日本では新たなスタイルだろう。







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