てらさき雄介の日記
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2006年07月01日(土) 許されない誤認逮捕

相模原市在住の方が、ひき逃げで逮捕・拘留された件が、誤認であり無罪であることが明らかになった。

それも警察によってではなく、無罪を信じた友人たちが、自ら事実関係を調査し証拠を見つけたとのこと。

痴漢事件などでよくあることだが、拘留という武器を使うことのデメリットが、ここでも明らかになった。捜査段階での弁護人の環境が、制度として整っていないことも原因だろう。

有罪の人間が放置されることは許されないが、無罪の人間が罰を受けることは、それ以上に深刻な問題だ。実際死刑案件などについても、冤罪事件はおこっている。早急な対策が必要だ。

警察・検察・裁判所という、一連のチェック機能がありながら、それぞれが自立した役割を果たし得ていない。ルールも大切だが、それを行なう人こそ重要なのだ。

選挙の際もだ。当選した陣営は、落選した陣営よりも、選挙違反の捜査を受けにくい。これは隠然たる現実だ。しかし全ての犯罪を立件できない以上、どこかで人為が入ることは致し方にない。

であるならば、社会正義をうたう諸機関は、弱者ではなく強者に対してこそ、その矛先をむけるべきだろう。巨悪は近くにあるのだ。






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