てらさき雄介の日記
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2006年03月09日(木) 民主党の好きそうな人材

ある選挙区での、ある候補者のことだ。その人と会ったある市民が「民主党の好きそうな人ね。」とその人物の評価をした。

気になったので突っ込んで聞いてみると、肩書きや経歴が立派なエリートのことらしい。確かに民主党の国会議員や候補者には、この手合いが多い。

考えてみれば不思議なことだ。現在の経済効率優先社会を変えるために政権交代を目指している。労働者層の支持を得ながら政党を組織しているのも、それ故当然だ。

碑ではないことは大切だが、もっと粗野な人材が多くいる方がむしろ自然な気もする。

ポーランドのワレサ元大統領が良い例だ。かれは炭鉱労働者から政治に転進した。東欧革命の結果大統領にまでなったが、引退後は一労働者に戻ったそうだ。一時期は炭鉱に復帰もした。

自民党を見ていると本当に逞しい。それに勝るハングリー精神が民主党には必要だろう。

もちろん肩書きが立派なことを以って、生活感がないとは言えない。最後はその人の人物次第だ。

しかしながらこの一言「民主党の好きそうな人」に、現在の私たちに対する率直な印象が現れている気がする。


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