てらさき雄介の日記
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2006年02月08日(水) 施政方針の代‘読'?は変

相模原市議会3月定例会が始まった。今日が初日で予算・条例の提案と、市長の1年間の施政方針‘演説'が行なわれる。

市長には1年間365日多くの仕事があるが、特に重要なのがこの施政方針‘演説'だ。しかし今回市長は助役に代‘読'させた。「口内炎がひどい」との理由からだ。

こんな理由では小学校の欠席も認められない。市長が病気療養中であることは最早周知の事実なのだから、きちんと真実を説明すればいい。議会もよくこれで納得したと思う。

そして明らかに間違いなのが、この代‘読'という表現だ。相模原市議会の場合は、施政方針演説と一字一句変わらない文章が事前に議員にも配布されるため、それを代わって助役に読ませたのだ。

しかし文章ならぬ原稿を事前に配布すること自体が変だし、代わりがきくようなものでもない。体調の関係で今日が厳しいならば、後日に送っても本人が行なうべきだ。そもそも施政方針‘演説'であったものを、いつの間にか‘読み物'にしてしまっている。

政治家の演説で重要なのは文言だけでない。迫力や意気込みや人間性も伝わってくるものだ。またそうでなくては人間同士集まって会議をしている意味がない。パソコンを用いたペーパレスで済んでしまう。

原稿を持つことを否定はしない。私も市議会ではNo原稿で頑張ろうと思ったが、必要とした時も多々あった。

県議会でも原稿は持つだろう。しかし‘演説'であることを忘れないようにしたい。



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