てらさき雄介の日記
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2006年01月31日(火) |
相模補給廠一部返還に驚く |
相模補給廠の一部が返還されることになった。在日米軍強化の代替策として、日米両政府が合意したとのこと。昨日のデモもそうだが、大騒ぎをしたことが功を奏したのだろう。
返還部分は‘野積み場’と呼ばれる基地西側部分で、かねてから相模原市と日本政府の間で話題にしていた場所だ。
かつて返還の見通しがないまま基地返還跡地計画を市が作製する際に、「いつ何時返ってきてもいいように」と理由付けをしていた。この考えを私も支持し市議会でも発言したことがある。
こんなに突然長年の懸案がかなうとは思わなかった。率直に言って驚いた。座間キャンプも一部返還になるので、自治体が意思表明をしていくことを政府も軽視できなくなっている。
さてここからが相模原市の腕の見せ所だ。返ってきた部分が有効利用できないようでは、今後の返還交渉にも影響してしまう。既存の跡地計画を参考にしながらも、改めて市民の意見聴衆をすべきだろう。
併せて自衛隊の駐屯もなくなったらしい。これについては別の見解もあるが、自治体の意向が安全保障に影響した点は共通だ。
そして今後より民主的なボトムアップの合意形成をしていくことが、ひいては政府に対する信頼感を増し、かつ国防に関する国民の理解を得ることにも繋がるだろう。
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