てらさき雄介の日記
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2006年01月17日(火) |
一寸の虫にも五分の魂 |
党支部常任幹事会が臨時で開催された。事後の打ち合わせなども含めると深夜に及んだ。
いま一人になってパソコンに向かい、振り返ってみると腹が立ってきた。この日記に経過を全部書いてしまおうとも思ったが、やはりそれは政治家の手法ではない。今後も会議が開催される以上は、その場で発言をすべきだろう。
しかしながら主権者に対する責任はどうか。密室で決めるべき話なのか。改めて政党における情報公開について考えてみた。
議会や行政内部でのやり取りは、基本的に全て情報公開の対象となる。税金で運営されているのだから当然だ。
では政党内での議論はどうだろうか。少なくも政党交付金を受け取っている政党は、党内における議論をもっと明らかにすべきだと思う。結果のみでなく、より重要な経過について公表していくべきだ。
ましてや民主党は政権党を目指している。他の政党に範を垂れる意味でも、私が参加した党の公式会議については、今後その内容を公開していきたい。
しかし現実には、党の情報公開は全国一般で遅れている。相模原においても私が公開することによって、実際に迷惑を被る方々も出てくる。そこに意識を巡らせるのも人間としてのあり方だろう。
従って個人名が出せないことは無論だし、テーマや内容についても、どうしても一般的な表現になってしまうかもしれない。しかしこれは始めである。是非ご理解頂きたい。
さて今日の議題は、次期衆議院選挙の民主党公認候補についてだ。現在の制度では、この候補者が地域の党支部の代表を兼任するため、私たち地方政治に携わる者にとっても重要な話だ。
党本部では既に全国で第二次公認まで決定されている。主に前職を中心に早めに作業が進んでいるようだ。当地神奈川14区は、藤井先生の引退に伴い必然的に新人が立候補するために、今月末とも言われる第三次以降の手続きになる。
そのような流れのなかで、既に党本部においては近日中の決定を目指して、この選挙区についても手続きが進んでいるとのこと。これはおかしな話だ。少なくとも今日現在において、支部に対しては何んらの意見聴衆も行なわれていない。
最終決定をする権限が党本部にあることは理解する。しかし物事の決め方として、基本はあくまでボトムアップだ。支部の選んだ人材を本部がダメと言って差し戻すことはあり得ても、支部の意向を無視して本部が強行的に決めることはあってはならない。
地方分権の流れの中、政党のあり方が中央集権的であっていいはずがない。もし仮に本部のみで決めるという話なら、最初から衆議院候補はあくまで衆議院候補のみであって、地域支部とは切り離した存在にすべきだ。
我がままを言っているのではない、明らかにおかしいと指摘しているのだ。より民主党を良い政党にするためにも、どんどん発言していきたい。
さて最後にもうひとつ。ひとりひとりの意思や経過、人間関係や情、そして歴史。大切にすべきことはたくさんある。その全てを尊重することは困難だが、それを軽視した先に真の民主主義が待っているとも思えない。
一部から見れば、私たちのような存在は地域に張り付いている虫にでも見えるのだろう。実際この件で意見を述べているが、「支部ごときが・・」という印象が随所に見受けられる。残念な限りだ。
しかし一寸の虫にも五分の魂があることを、真の同志と一緒に見せていきたい。
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