てらさき雄介の日記
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2006年01月12日(木) 「白夜行」を見て

家に帰りテレビをつけると「白夜行」というドラマをやっていた。たまたま初回の放送で、丁度始まった時間だった。

オープニングから、とても暗く悲しい雰囲気だ。しばらく見ていると面白くなり、結局2時間があっという間に過ぎた。次回以降も出来るだけ見てみたい。

小さい頃から日本は豊かだと言われ育ったが、大人になるにつれ社会を見つめてみると、多くの点で貧困なる日本であることを知った。

人の幸福に手を突っ込むのは政治の役割ではない。それこそ大きなお世話だ。一方不幸になる原因には、社会的要因が多く含まれることが多い。

これを菅直人氏は「政治の役割は最小不幸社会の実現」と言っている。的を得た表現だ。

テレビや映画あるいは本などでも、悲しい物語によく引き込まれていく。元来悩みのない性格の反作用だと思っていた。しかしふと周りを見渡せば、それこそドラマのような悲しさが社会に溢れている。

一人一人をじっと見つめれば、事情を抱えていない人はいない。豊かさとは何かを考えることは大切だが、貧しさを減らすことが第一の課題だ。もちろん貧しさとは金銭のみではない。


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