てらさき雄介の日記
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市内にポスターを貼っていると、よく顔の部分などにイタズラをされる。
子どもなどが通りががりに、いじってしまうのだろう。
仕事とは言え、大きなポスターをあちこちに貼り、景観を騒がせていることは自覚している。
あまりにポスターが集中している箇所などは、自分のが無くても、申し訳ないと責任を感じたりもしてしまう。
故にイタズラされても、特に腹は立たない。
連絡を受ければ、素直に張替えに行くだけである。
自分が幼少時代も似たようなことをした記憶もある。
ポスターだったかは覚えてないが、広告物の顔などにサインペンで色々書いてしまうのだ。
それは“顔に髭を書く”とか、“髪型をロン毛にしてしまう”といった、いわゆる他愛もないイタズラであった。
しかし最近気になることがある。
今日もある場所に貼ってあるポスターがイタズラされていると、友人が教えてくれたので、早速張り替えに行ってみた。
そのポスターは目の部分が、横一文字にナイフのような物で切られているのだ。
最近でも“顔が十文字に切られている”“目の部分のみ切り取られている”ポスターを張り替えた。
これと同じような現象は、他候補のポスターも含め、最近特に散見される。
子どもがイタズラ気分でやっていると想像できるだけに、逆におぞましくなって来る。
日本ではあまり馴染みがないが、カウンセラーという職業がある。
相模原市内の小中学校にも、人数が不十分ながら配置されている。
そういうプロの手を借りることを、決して躊躇う必要はない。
子どもは感性が鋭いだけに、社会の変化を真っ先に捉える。
ここに現れた兆候を見逃してはいけない。
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