てらさき雄介の日記
DiaryINDEXpastwill


2005年12月28日(水) 殺伐としたイタズラ

市内にポスターを貼っていると、よく顔の部分などにイタズラをされる。

子どもなどが通りががりに、いじってしまうのだろう。

仕事とは言え、大きなポスターをあちこちに貼り、景観を騒がせていることは自覚している。

あまりにポスターが集中している箇所などは、自分のが無くても、申し訳ないと責任を感じたりもしてしまう。

故にイタズラされても、特に腹は立たない。

連絡を受ければ、素直に張替えに行くだけである。

自分が幼少時代も似たようなことをした記憶もある。

ポスターだったかは覚えてないが、広告物の顔などにサインペンで色々書いてしまうのだ。

それは“顔に髭を書く”とか、“髪型をロン毛にしてしまう”といった、いわゆる他愛もないイタズラであった。

しかし最近気になることがある。

今日もある場所に貼ってあるポスターがイタズラされていると、友人が教えてくれたので、早速張り替えに行ってみた。

そのポスターは目の部分が、横一文字にナイフのような物で切られているのだ。

最近でも“顔が十文字に切られている”“目の部分のみ切り取られている”ポスターを張り替えた。

これと同じような現象は、他候補のポスターも含め、最近特に散見される。

子どもがイタズラ気分でやっていると想像できるだけに、逆におぞましくなって来る。

日本ではあまり馴染みがないが、カウンセラーという職業がある。

相模原市内の小中学校にも、人数が不十分ながら配置されている。

そういうプロの手を借りることを、決して躊躇う必要はない。

子どもは感性が鋭いだけに、社会の変化を真っ先に捉える。

ここに現れた兆候を見逃してはいけない。




てらさき雄介 |MAILHomePage