てらさき雄介の日記
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2005年08月02日(火) 韓国俳優チェ・ミンソ

昨日と同じ‘亡国のイージス’からです。

某国対日工作員を演じたチェ・ミンソが、この映画への出演を理由に、韓国光州映画祭の司会を降板させられました

彼女にとっても、日韓友好にとっても、そして世界の映画文化の発展にも非常に残念なことです。

理由はこの映画が、日本の右傾化を促すからとのこと。

俳優は色々な映画のなかで、演技をするのが仕事です。時には自分自身や出身国の主張と、異なった価値観に基づく映画に出演することもあり得ます。

それを認めてこそ、文化の国際化・共有化が可能なのです。

それにこの映画は右傾化どころか、現在の日本の安易な軍事力偏重に警鐘を鳴らしています。

真田広之演じる主人公は、各所で先制攻撃の誤りであることを主張しています。

また日本の現状に危機感を覚えながらも、クーデターというテロを明確に否定しています。

批判するなら、しっかり見てから言ってほしいものです。

最近の韓国映画はとても面白いものがあります。だからこそ残念なことです。


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