てらさき雄介の日記
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2005年08月01日(月) |
亡国、愛国の「国」とは何か |
‘亡国のイージス’を見ました。とても面白かったです。日本映画歴代ベスト10(寺崎評)に入る作品です。
社会派ドラマですが、どちらかというとアクション風に仕上がっていたのも、映画としては良かったのかもしれません。
事故死する防大生は、日本の自衛隊は国家ならぬ‘亡国’を守る盾でしかないと嘆きます。
改めて私自身のなかにある愛国心、その対象が何であるのかに思いを馳せてみました。
愛すべき対象は「国家」ではなく、「国」であるべきなのです。国家体制がどのように変化しようとも、変えてはならないものこそ大切にすべきなのです。
映画の中でこの防大生は論文を書きます。その中で、国を守るのは軍事力でも経済力でもなく、日本人が世界に向かって誇れる価値観であると言います。
私も同じ意見です。
その価値観を見失った「国」に、決して愛国心は芽生えません。
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