てらさき雄介の日記
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2004年11月01日(月) 惰性の極み、情けない限りです

二年前に、中田宏横浜市長の出陣式に参加しました。政治家の演説は厳しい目でチェックする私も感動しました。中田氏曰く「戦うのは現職市長ではなく、市民自身の惰性だ」。全く同じ文言ではありませんが、この同趣旨のことを言いました。

相模原市長選挙の話題が多々出るなかで、最近現職を支持するかどうかの意見を聞きます。それぞれ事情があり一概には言えませんが、少なくとも政治家を自称するならば、明確な理由を持ってだれを支持するか明らかにすべきです。

しかし私が聞いた範囲で、現職を支持するという方の大半が、理由は「現職だから」と言います。これこそが惰性です。本当に支持するのなら、現職であろうとなかろうと支持するはずです。ましてや勝敗などは考えないはずです。市長のことを一定評価している私も残念です。

民主党が「政権交代」を掲げているのは、決して総理大臣に対してだけではありません。今の政治を変えるという視点であるなら、市政においても同じはずです。

私自身浪人中でありながら、現職でない選択をするのは実は冷や汗が出ます。しかし「飛地合併」はむろんのこと、「合併特例債」の発行にはかねてから疑問を感じていました。

私は常に現状に対して、厳しい点検の目を持っているつもりです。それは民主党に対してもそうですし、自分自身の信条に対してすらそうです。

それが惰性でなければ何も言うことはありせん。違えば戦うだけです。しかし個人としての深い考慮によらない考えであるならば、そういう議員(もしくは候補者)は“政治家”とは呼べません。

正直私も人間の弱さで保身を考えますが、それが前面に出すぎている現状を危惧いたします。

繰り替えしますが、「政権交代」という民主党のキャチは国政においてのみ有効なわけではありません。

有志の皆さん、ともに頑張りましょう。




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