てらさき雄介の日記
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2004年02月27日(金) 対米追従外交と、大統領選挙の行方

米民主党のケリー氏が大統領候補になることが、ほぼ確実なようです。ブッシュ大統領との比較でも、現状ではケリー氏が優位とのこと。米大統領選挙の行方は日本にとっても大きな影響を及ぼします。

今までの米大統領選挙では、外交問題が主要テーマにはなってきませんでした。しかし9・11以降は自国の安全保障の根幹に関わるとのことで、イラク問題も選挙の議論の対象になっています。ケリー氏はブッシュ大統領の対イラク政策を支持していません。

さて日本です。小泉内閣はブッシュ大統領の対イラク政策を支持し、国際社会のなかでも突出して対米依存を深めています。このことによって、例えば6各国協議の場で、「拉致問題」についての言及がアメリカから出るなどの成果も確かにあげています。

しかしもしケリー氏が勝ったら、今までの日本のアメリカに対する「貢献」はどうなるのでしょうか?アメリカの対イラク政策が変化したときに、日本の自衛隊は現地でどうするのでしょうか?このことについて真剣に考えなければいけません。

かつて日本で新生党や日本新党、新党さきがけなど、新党がたくさんできた時に、CIAはそれぞれに担当者をつけ、構成員や政策などを綿密に調査していたと言います。日本も、勝敗はわかりませんがケリー氏に接近し、その外交政策の傾向を把握する必要があります。

そして外国の政権がどうなろうと左右されない、日本の基本的アイデンティティーを今一度整理する必要があります。来るべき新憲法制定の時に向けて。(憲法問題については、いずれ詳細に意見を書きます)


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