てらさき雄介の日記
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2004年02月20日(金) 重箱の隅

民主党の代議士が予算委員会にて、石破防衛庁長官について批判する質問をしました。  

「石破長官、空自機で地元鳥取から千歳入り 経費47万円」
これが新聞の見出しですが、つまり石破長官が自分の地元鳥取から自衛隊機地のある千歳まで移動するのに、自衛隊機を使用したことがけしからんという趣旨です。

このような批判は的外れと言え、質問した民主党の代議士にも猛省を促したいと思います。かねてから書いている通り、私は今回の自衛隊のイラク派遣には反対しています。しかし一国の国防を担当する大臣が、移動に自衛隊機を使うことは全く問題なく、むしろ民間機でゆっくり移動している方が危機管理上問題だと言えます。経費がかかったという点でも、政治の必要経費の範囲内です。

私はアメリカ信奉者ではありませんが、アメリカ大統領は休暇に行くのでも大統領専用機を使います。また一か月以上も夏休みをとります。大切なのは、その政治家たちが国民にとってどのような政治をしているかです。

身近なところでは、市長が公用車に乗っていることを無駄だと言い、「公用車に乗りません」などと公約する候補者もいます。これも的外れだと思います。

もっと政治の本質についての議論を深めていきたいものです。





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