Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記37〜甘粛省・敦煌編〜「莫高窟でシルクロード気分」
2004年10月13日(水)
旅記37〜甘粛省・敦煌編〜「莫高窟でシルクロード気分」

8/21夕方。さて、せっかく四人いるのだからとみんなで夕食。
敦煌は夜市の屋台が有名で、広場の屋台に行ってみると店だらけ。
店ごとにテーブルがあるので、客引きもすごい勢いである。
敦煌はロバ肉が有名なので、せっかくだし食べてみることにする。
後は新疆系の羊肉串や新疆チャーハンのポロ、普通の料理も頼んで食べた。
テーブルの上にヒマワリの種が置いてあるんだけど、それが気に入る。
いろんな場所で食べてきたけど、ここのはベストスリーにも入る!
種が大きいし、香ばしくて、カリッと食べれて止まらなくなる。
ポロは、ニンジンがすっごい甘いし「新疆に近づいて来た」って感じ。
さて、メインディッシュのロバ肉。本当美味しかった!!!!
敦煌意外じゃあまり見かけないんだけど、なんでだろうね。
こんな美味しいならもっといろんな所でも食べてそうなのに。
すごい柔らかくて、香草との相性もいいし、最高なのだ〜〜〜。

食べ終わったら、夜市をひやかしてまわる。
日本語を話せるお店の人もいて「本物!」とか「4枚1000円」とか言ってる。
とりあえず日本円で提示してくる場合、間違いなくぼったくりだけどね。
有名な「夜光杯」もここが産地みたい。すごい丁寧に作ってあった。
まぁ蛍光塗料とかで、暗い所で光る杯だと思ってたのは内緒ね。
敦煌はなぜか日本で有名な場所なので(石窟と料理屋のせい?)
小さな都市の割にシルクロードを旅する日本人が多い!のだ。
宿のドミは7人部屋だったんだけど、ほとんどが日本人パッカー。
夜市や観光地では日本人ツアー観光客を普通に何回も見かけた。
特にドミは入れ替わりが激しかったのに、日本人率めちゃ高くてびっくり。
上(新疆方面)から来て下(チベット)に行く人か
下から上がってきて上に行く人の二パターンがほとんどだったしね。
シルクロードっぽい敦煌の夜を満喫したら、おやすみなさい。

8/22。敦煌は特に行こうと思ってた場所が無いんだけど
せっかく来たのに何も見ないのもなーと思って、あの有名な「莫高窟」へ。
女の子二人組みが行くみたいなので、ついでに一緒についていった。
バスが無いので何ヶ所か交渉して、観光用みたいな車で行くことになった。
歩き方の平均的値段はやっぱりあてにならないもんだ。
入場料なんかも、どんどん値上げする中国に追いついていけないのか
きちんと合ってたことがあんまり無い。古いのも新しいのも両方違うし。
やっと到着!入り口に向かって歩いてるとテレビ局の撮影団みたいな人達がいる。
後ろを着いていくみたいな形で歩いてた。日本のテレビ局みたい。
女の子二人組みは「やっぱりスタイルいいー」「美人だー」なんて話してたけど
私は周りの景色を見ることに必死になってたのか、誰のことか分かんなかった。
後で聞いたらリサ・ステッィグマイヤー(これで合ってる?)だったんだって。
確かによく見たら本物だったんで、へぇーって思って見てた。
レポートしてたから、さりげなく映ってるかな?と思いつつも(笑)
日本でシルクロードの特番でもするのかな。

莫高窟の入場料はなんと100元!なんてふざけてるんだ。
学割で50元にならなかったら入って無かったよ、きっと。
中に入ると集団にまとめられて、10ヶ所くらいガイドさんに連れられてまわる。
一つ一つに鍵がかかってて、個人じゃ自由に見れないようになってるんだよね。
歩き方には「中国人80元、日本人100元。日本人だと高い分日本語ガイドもセット」
って書いてあったのに、聞いてみると日本語ガイドはつないらしい。えー。
140元くらい払うと日本語ガイドついてくるらしいんだけど、それもどうかと・・・。
さっそく中国人の集団と一緒にされて、何ヶ所かまわってみる。
石窟の中は真っ暗で明かりも無く、懐中電灯が必要だっていうのがやっと分かった。
もちろんガイドさんや数人が持ってる電灯で軽く見えるんだけど、
自分が見たいところがじっくり見れない。しかも狭いから人でぎゅうぎゅう。
中国語の説明は、早口の上専門用語が多いのであまり聞き取れない(--;
二人組みのうち一人は留学生だったんだけど、彼女もさすがにギブアップしてた。
こういう場所は説明があった方が何倍も楽しめるんだけどなぁ。

途中で日本語ガイド付きの日本人ツアー客がいて、それに乗り換えたのに
乗り換えてすぐに、「ここが最後の石窟になります」だってさ。
せっかく見つけたと思ったのに・・・。どうやら日本人ツアー客は私達と
逆方向からスタートだったみたい。別の日本語ツアーもすぐに終わったし。
16、17窟だったかな。すごく有名なところだったんだけどなかなか良かった。
日本の小説家の敦煌っていう小説だったかな?それの舞台になってる石窟。
旅人の「歩き方・シルクロード編」に一つ一つの石窟の説明があって
借りて予習でしっかり読んでたんだけどねぇ。だって多すぎるんだもん!
他にも左端の仏像がアメリカ人によって盗まれた石窟とか。
他にも壁の壁画を薬品で剥がそうとした跡も残ってたりして。
ここも有名なのか、ガイド乗り換えてたら被って3回も見てしまった。
何回も乗り換えてたら、いつの間にか近くに誰もいなくなってしまう。
個人じゃ中見れないから、やっとの事でまた上の方に団体見つけて参加。
やっぱりこれだけ厳重にして保存してるだけあるね、保存状態がすごい良い。

一回間違えて一般客は入れない特別石窟に入っちゃったんだけど、
中には考古学者みたいな人が観察してて、すぐに外に出たんだけどね。
この特別石窟、本当に凄かった!!はっきり色も線も残ってるし、
小さいながらもすごい圧倒的存在感があった。少しだったけど見れて良かった。
現在、過去、未来の輪廻を表す大きな仏像もあったりして。
石窟は、仏像と壁画がうまく溶け合っててすごい一体感なんだよね。
各部屋各部屋が本当に一つの芸術作品と言っても過言ではない。
ありえないくらい大きな仏像や、最後には涅槃仏もいたりして。
せっかくだからなるべくたくさんの部屋を見るように頑張った。
お疲れ様自分!!よく頑張ったと思うよ。女の子二人組みが疲れてたし、
いっぱいまわって時間がもう無かったので収蔵館は見れなかったけど。
後で聞いた話、自転車で莫高窟まで来て、何度も団体に紛れ込んで
6時間以上莫高窟で過ごし、ほとんどの石窟見たってツワモノもいたけど!
莫高窟はさすが世界遺産だけあって、すごい感動的だったけど
大同や洛陽みたいに自由に中が見れなかったのが少し残念かな。

戻ってきたら、女の子達とは別行動でぶらぶら。
彼女達は月牙泉・鳴沙山っていう砂漠に夕日と月を見に行ってた。
天気が悪いかな?と思ってたし、砂漠は内モンゴルで行ってたので
行かなかったんだけど、報告聞くとすっごい良かったらしい!!!
うーん、これは行っとくべきなのか。せっかくのシルクロードだしねぇ。
明日出発しても良かったけど、砂漠のために一日伸ばそうかな。
まぁ切符も買ってないし、朝起きる気も無かったんだけどね。
敦煌は列車の駅まで車で1,2時間かかるらしく、面倒だからやっぱりバス。
女の子達もウルムチまで行くらしく、行き先は一緒だったんだけど。
ハミ、トルファンを通過する私と違って、直接一気に行くみたい。

夕食は一人だったのでもちろん麺!
敦煌名物「ロバ肉黄面」っていうのを食べてみることに。
地元の食堂に入ったんだけど、なんかスパゲッティみたいな感じ。
予想してたのとは全然違ったけど、なかなかの味で満足なり。
美味しいと噂の有名店があったんだけど、そこに行ったらよかったのかな。
明日日本に帰国する友達がいて、電話屋さんで電話をかける。
本当はお見送りするため、今頃は天津に戻ってたはずなんだけどねぇ。
彼も夏休みは旅行してて、私とは逆にラサ→雲南に旅行してた。
お世話になった人だから、別れは寂しいのです。ぐすん。
というわけで、敦煌の夜は更けていく。
次回も敦煌編。月の砂漠を遥々と♪



 
 
 
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Arranged by Ami