旅記36〜ラサ→ゴルムド→敦煌移動編〜「敦煌行きも要パーミット」 |
2004年10月12日(火) |
旅記36〜ラサ→ゴルムド→敦煌移動編〜「敦煌行きも要パーミット」
8/20。ラサ出発!!! いつの間にか長居してたチベット。今度はシガツェやヒマラヤ行って そのままネパールに抜けるルートを通りたいなって思う。また来ないと。 8時出発のゴルムド行き寝台バスに乗り込む。中国人だらけ。 日本人は私とウルムチさんだけかな、と思ってたら二人組みの女の子もいた。 彼女達はご飯休憩でカップラーメンを食べ、そのゴミを手に持ったままなの。 その辺に捨てたらいいのに、とか思いつつどうするか観察してた。 そしたら近くのお店の人にゴミ箱があるかどうか聞いてて お店の人はその辺の道端に捨てればいいじゃないって答えてたみたい。 もちろん中国ですから、道端がゴミ箱状態になっててその辺ゴミだらけ。 それでもそのゴミを捨てずに持ち帰って、後でちゃんとゴミ箱に捨ててた。 その姿を見て驚愕した。日本人だ!すっかり自分が日本人だってこと忘れてた。 中国にすっかり慣れたから、ゴミは道に捨てるもんだと思ってた(笑) だって道にゴミ箱なんてもの無いし、みんなが普通に道に捨ててるからさー。
高山病はまたも気合いで乗り越えようと思ったんだけど、 そのくらい買いなさい!って言って高山病用の薬を分けてくれた。 おかげで頭痛も無く、平気で5000mの山越えが出来た。よかったよかった。 窓から見える景色は、またもすごい綺麗で綺麗で。雲も草原も素敵。 バスはものすごいスピードで走ってて、予定よりも早く着きそう。 夕ご飯を食べたお店が回族のお店で、子供たちがすごい可愛かった。 小さいのにもうあの白くて丸い回族帽子被ってるし、うきゃうきゃしてる。 トイレ休憩はまたも道端という恐怖だったけど、今回は行きと違って ご飯休憩が何回かあったから、そのおかげでなんとかなった。 周りが中国人ならいいけど、日本人や知り合いだったらできないね。
8/21。朝6時にはゴルムドに着いた。 バスチケット売り場が開くまでホテルのロビーで勝手に時間つぶしして。 朝8時ごろにゴルムド→敦煌のバスがあるから、そのまますぐ行こうと思ってた。 でもよく考えたらチケットは前日に買わないと売り切れてることが多いんだよね。 で、やっぱり夕方の寝台バスのチケットしか買えなかった。 私、ウルムチさん、二人旅の女の子、4人とも目的地が敦煌だったから一緒に。 しかし!日本語話してたので、外国人ということがばれたらしく買えなかった。 ゴルムド→ラサに行くのは、チベット自治区内だから許可証が要るのは分かるけど ゴルムド→敦煌に行くのにも許可証が要るらしい。なんでさーーー!!! 今から公安に行って許可証取って50元、プラス寝台バスが90元だなんてそんな。 ありえない。いくらなんでも外国人に対する扱いがひどすぎる!うわぁ。 ラサと違って客引きもほとんど無いし、どうしようもないし困った。 やっとのことで車の交渉したんだけど、足元見られて値段下げてくれない。 何も無いゴルムドで夜まで待つより、今出発できるし値段も少し高いくらいだから 結局は車に乗っていくことにした。ちょっと高いけど仕方が無いからね。
車はありえないほどとばしてた。事故りそうな勢い。 運転手のおじさんは、窓の外の景色について説明してくれたり。 途中で塩の湖があったり、遺跡や古城があったりしたからね。 でもほとんどは砂漠みたいな景色が続く。景色の変化が面白い。 途中道をラクダがのんびり横断してて、急ブレーキをかけたことも。 事故車の撤去で道が塞がってて、車が渋滞してる場所もあった。 ぺしゃんこになってた。結局うまくいかなくて、諦めて通してくれたけど。 一回警察の検問みたいなのがあって、前の車がチェックされてた。 気づかずに窓を開けたら、ヤバイから閉めろって周りから注意される。 なんとか通り抜けてやりすごせたけど、ちょっとヒヤヒヤしたかも。 女の子が「地球の歩き方 西安とシルクロード編」持ってたから見せてもらう。 新疆のいろんな場所の紹介があっておもしろい。いいなぁ。 うちのガイドブックは大都市しか載ってないから、役に立たないんだよね。 大都市は都会過ぎて面白くないから、小さな町に行くことが多い。 でもそんな場所はガイドブック載ってないからいつも手探りなのだ。 新疆も時間があったらもっとまわりたい場所がたくさんある。 ギリギリ国境のカシュガルや、カラクリ湖とかすんごい行きたい!
おっさんの運転テクニックのおかげで7時間という短さで敦煌に到着。 バスの半分とまではいかないけど、かなり早かったのは確か。 ウルムチさんはちょっといいホテルにシングルで泊まるらしく、 うちら三人はバスターミナル前、飛天賓館のドミに泊まる。一泊20元。 さぁ、夜はおいしい料理だ!ロバ肉が有名だって。次回は敦煌編。
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