旅記2〜北京→昆明・列車編〜「涙の列車で二泊三日硬座」 |
2004年09月08日(水) |
旅記2〜北京→昆明・列車編〜「涙の列車で二泊三日硬座」
7/9。さて、内モンゴルから天津に戻ってきてすぐに。 部屋も引き払って泊まる場所もないし、今度は一人旅に出発です。 この時期は列車の切符がなかなか取れないから、 普通みんな先に買ってるんだけど、そんな時間もなく。 「ま、どうにかなるだろー」って感じで出発。 見送りに来てくれた友達には、「切符がなくて今日にでもすぐ 戻ってくるんじゃないの〜?」とか言われつつ。
北京に着くと、案の定昆明行きの切符は数日後まで売り切れ。 詳しいこと分かんないし、とりあえず北京西駅に行く。 すんごい行列!!自分の順番まで一時間くらいかかるの。 それなのに合計四回も並んだ自分って・・・。 切符無いって言われたので、困った困ったって外でうろうろしてたら。 ホテル紹介やら輪タクやらダフ屋のおじさんに囲まれ。 雑談しつつも切符頼んでみたり、話し込んでしまった。 手数料が高いので結局止めて、もう一度並びながら考える。 一度大同や西安に行って乗り換えるべきか・・・うーん。 結局、明日の昆明行きがあったので即買う!! しかし、それは硬座(硬い椅子)の切符だった。ま、いっか。 韓国人の友達に短信(携帯メール)送るとすぐに電話かかってきて。 「硬座で二泊三日なんて、荷物危ないし、寝れないから辛いし、 切符買いなおして、一旦天津に帰って来い!」とのこと。 この「帰っておいで」って言葉がすごく居心地良くて、本当帰ろうと思った。 しかし、切符の交換のやりかたが分からんで、無理だった(^^:
夜も遅いので、行きつけのユースへと。 去年一ヶ月くらい連泊してた安宿で、会員カードまであるし(笑) 一年ぶりでも、うちのこと覚えててくれたのがなんだか嬉しかった。 でも、ご飯一人で食べてたら全然美味しくなくて。 めちゃめちゃ天津帰りたくて、へこたれてた。 しかもバスに乗ってるとき、隣の人にナンパ(?)されたし(爆) なんかいい人だったから、普通に会話楽しんでたら 「どこ泊まるか教えてよ」とか「ホテルを紹介するよ」とか 「夜一緒に遊ぼうよ」とか「好きだー彼女になってくれー」とか(笑) 耳に息吹きかけられたり、いろいろセクハラチックなこともあり だんだんエスカレートしてるし怖かった(泣) さっさと逃げたけど、その後も電話やメールがキショかった(><
翌日。列車じゃあんまり寝れないからチェックアウトまで寝だめ。 その後夕方の出発まで暇だし、なんと豪華にマックへ!!! すごい一人ぼっちが寂しくてご飯も美味しくないので、 こうなったら大好物のフライドポテトを食べて元気出そうと思って。 なぜか隣に座ってた黒人さんと写真撮りあったりした(笑) 日本に向けたハガキ書いてたらよく分かんないけど泣けてきて。 しかも一番お世話になった韓国人のお兄ちゃんから電話あって。 声聞いたら安心してもっと泣けてきた。 「なんで一人旅なんてするんだ、機会はまたいつでもあるじゃないか」 とか「今すぐにでも帰っておいでよ」とか、そんな言葉が嬉しかった。 うまくいかないことだらけで、なんで一人で来ちゃったんだろうとか、 早く天津に帰ってみんなに会いたいなーとか、そんな事ばかり考えてた。 切符もし買ってなかったら、この電話ですぐに帰ってたと思う。 (しかし!切符無駄にするなんて貧乏な身には無理な話で) うちがどうしても帰らないって言うから、仕方なく苦笑いして。 「いっぱい電話するから、気をつけて行っておいで」って言われた。
お気に入りの前門でちょっと買い物して、駅へ向かう。 なんと「セブンイレブン」があって、マジ感動!!! 中国に来てからずっと食べたいと思ってたコンビニおにぎりとかあるの! うおーー興奮。ついついおにぎりとポテトサラダ購入。ああ、日本っぽい・・・。 店出ようとしたら急に大雨。ありえない大雨で、道はすぐに川状態。 靴の中がぐしょぐしょになってしまったし、服も濡れた。
列車に乗り込むと4人席の窓際!やったー。 ガイドブック見て計画立ててると、だんだんワクワクしてきて。 旅人としての感を取り戻してきたのか、気分も良くなってきた。 これからの旅行がすごく楽しみで仕方なくて、泣いたのが嘘みたい。 人が多くて立ち席の人もすごいいっぱい。床で寝てるから足場ないし。 夜になると寒くって寒くって、雨で濡れたせいもあるのか。 まわりの人も寒くて寝れないみたい。ガタガタ震えてた。 窓のカーテン剥ぎ取って、体に巻きつけて寝てる人も。 暇になると周りの人とおしゃべりしたり、そんなこんなで 二泊三日の43時間はあっという間に過ぎ去ったのでした。 横になれないけど、キツいの慣れっこなんで全然平気だった。 問題は寒い二晩のせいで風邪を引いたことかな。 次回は昆明・石林編の予定!
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