Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記1〜内モンゴル自治区編〜「星だ!砂漠だ!草原だ!」
2004年09月07日(火)
旅記1〜内モンゴル自治区編〜「星だ!砂漠だ!草原だ!」

7月2日。草原は今の季節が一番いい、という話を聞き。
フフホト行くぞ!と思い立つ。思い立ったら即出発。
せっかくなんで暇そうな人誘ったらOKだったんで、一緒に行く事に。
というわけで、内モンゴルだけは二人旅になりました。
渋滞やらバスの故障で、天津駅に着くまで一苦労。
駅に着いたら着いたで、切符売り場はありえない混みよう。
やっと買えた北京行き切符もなぜか無くしてしまうし。
(よく物失くす子なんです・・・)
ここは中国なんで、切符無くてもいけるかも!と思い。
友達の後ろにぴったりついていったら、乗れた(笑)

北京に着くと、なんとフフホト行きの列車は売り切れ。
仕方ないので西直門バスターミナルに行ってみる。
するといきなりパオトウ行きのバスのしつこい勧誘にあい、
フフホトで降ろしてやるとのことなんで、すぐに出発しちゃった。
寝台バスはなんと一ベッド二人用で、一人じゃなくて良かったー。
寝てるとき顔の上に荷物が何回も落ちてきて「うぎゃー」と叫んでた。

早朝、フフホト到着。バス降りるとき早速帽子忘れる(泣)
街から離れてたのでタクシーに乗りこむ。
「駅まで」と言おうとした私を遮って、友達が言った言葉。
「この街で一番賑やかな場所へ行ってくれ」。。。爆笑。
まあ、結局安宿が見つからなくてバスで駅前に行ったんだけど。
駅前に行くと早速「草原に行かないか?」という客引き。
最初は怪しげで渋ってたけど、なかなかよさげなので決定。
しかもあと30分後に出発というタイミングの良さ!
ずっとロスもなくトントン拍子で来てるのが不思議なくらい。

ここで何人?と聞かれたんだけど。
一緒にいた友達とは通称アジアコンビなんで(笑)
(つまりお互い日焼けしてるし日本人ぽくない顔ってことね)
全然日本人って言われないの。ベトナム、インドネシア、
フィリピン、シンガポールなんてのからアボリジニーまで。
いつまでたっても当たらないのが悲しくなってくるー。

ツアーは韓国人のおじさんおばさん4人、中国人の女の子と
ニュージーランドの青年のカップル(?)、そしてうちらの計8人。
こんなに中国人以外が揃うのは珍しいんだとか。
バンに揺られてると、郊外になるにつれ草原が見えてきた。
パオがいっぱい!!でもそのパオを通りすぎまだまだ奥へ。
ずいぶん進んだ所の、ちょっと小さい場所だったけど満足。
いかにも観光用のコンクリートパオ集団とか、嫌じゃない?
着いたとたんに歌と白酒のモンゴル式お出迎え。
そしてパオは自由にって言われたんで、友と二人で宿泊。

一息ついて外に出ると、本当にどこまでも草原が続いてるのね。
見えるのは、緑の草原と、青い空と、白い羊と、パオだけ。
うわー最高!!!空気も澄んでて天気も良くて、気持ちいいの。
羊を目の前で捌いてもらって、羊肉料理。新鮮だからくさみが無い!
急に大雨が降るも、数分するとまたすっかり晴天に戻ったし。
モンゴル族の家を探検したり、散歩してると野生のウサギや
放牧中の羊、牛、馬なんかを発見したり。すごい楽しい。

民族衣装着て写真撮ったり(嫌がる友にも無理やり・・・)
小皇帝っぽくて似合ってましたよ?(笑)
そのまま乗馬で草原をまわることに。でも、値段交渉のとき。
友が「俺ら二人合わせて250(アーバイウー)だ!」と言って・・・。
その場の全員が大爆笑。(俗:アバイウー=お馬鹿さん)恥かし。
で、うちの乗った馬は白かったので、「スーホ」と命名。
しかし!スーホもまたお馬鹿さんな馬だった。
道草ばっかり食ってるし(馬だから本当に食ってるの〜)
道端でトイレして人にかけてるし(うちも危うかった!)
綱引く人もいないし、日本みたいに柵の中じゃないから
自由に馬乗って草原駆け回るのが楽しくって。
馬が走るとめっちゃ振動が来てハッハッ言っちゃうの。
川を渡ったり、丘に上がったり、胸まで届く高い草があったり、
モンゴル族の家でお茶と羊のミルクのお菓子頂いたり。
草原を自由に駆け回ってると、すんごい気持ちよかったーー。

夕食時はまたモンゴル式で白酒を飲まされたんだけど。
普通の白酒よりも何倍もアルコール度数キツイのね。
50度近くあるかも。口つけただけで痺れる感じがする。
他の集落で歌や踊りを見て楽しんだり。牛の糞燃やして灯りにしてた。
おじさんが乱入して一緒に踊ってたんだけど、それが大爆笑。

空を見上げると満天の星空。星、星、星・・・。
遮るものが無いから、ずーーっと向こうまで綺麗に星が見えるの。
夜中にこっそり草原に寝っ転がって、星を眺めてた。

翌日は砂漠に出発。天気がまたすんごい良くって。
砂漠はなぜか急に砂嵐になり、大変!(こんな砂嵐は珍しいんだとか)
帽子、サングラス、バンダナで口を覆い、盗賊ルックです。
怪しいーって言われたけど、本当砂嵐がかなわんくて。
そんでもってラクダに乗っちゃいました。
ラクダ可愛いー。マツゲ長くって美人さんなの。
ラクダ乗って一応「動物園」らしきところに行くも、廃れてる(笑)
でも足が5本ある牛(メイン)がいて、暑さでぐったりしてました。
最後は砂山からソリに乗って滑り降りる。
すんごい急斜面だよーって思ったけど、意外とするする降りる。
みんなでスイカ食べまくって、のんびりしました。

夜は火鍋!うちの大好きな火鍋!!みんなで食べると更に美味しい。
ガイドさんがめちゃめちゃいい人だったので、労う。
本当にすぐ水とかガム買ってくれたり、気遣いすごくって、最高だった。
火鍋も一人10元でいいとか言って。(50〜100元しそうだった)
本当「すんごい良かった」っていえる草原&砂漠でした。

翌日は博物館で巨大化石なんか見た後、買い物。
せっかくだから蒙牛のアイスやヨーグルト食べまくって。
ハンモックやお茶の塊、ミニパオなんか買っちゃった。
夜は寝台バスで天津に直接帰ることに。
行きとは違って一人一ベッドの激狭いやつ。
おっさんの足が臭いし、布団もおもらし臭いし(笑)
しかもベッドとベッドの間に途中で乗ってきたおじさんが寝だして。
おっさんと密着?(-"-;)とか思ってると、友達が場所変わってくれた。
ありがとう、兄さん。またもお世話になりました。

バスのトイレ休憩は山道とかただの道。まーじーでー!!!
まわりおじさんだらけだし、バスから普通に見渡せるし。
暑くて喉渇いても、極力水分取らないように努力。
高速通らないでいつまでも山道ノロノロ走ってるし。
そして!!故障のため半日足止め。バスがいつまでたっても動かず。
食料尽きてくるし、暑いし、閉じ込められてる感あるし、キツかった。
こんなかんじでやっとこさ天津帰って来ました。
友達も貧乏一人旅タイプなので、楽に旅行できてよかった。
ほら、汚いのとか安っぽいのダメって人とか、
ちょっと考えてから行動って人だと、行動合わんかったりするし。
よかったよかった。
次回は北京→昆明編の予定!



 
 
 
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