昨日の続き。
気がおさまらなかった私は ダーが寝静まるのを息を殺して待って、 着替えて深夜の駐車場に降りた。
寒くて暗い。 誰もいない。
だけどなんかいそう。 そういう怖さも感じさせる 深夜、早朝。
車に乗って逃亡。
とりあえずガソリン入れて。 お財布を開いたら、五千円札のナンバーが“444222”だった。 うぉ。めずらしい。
ダーに見せたい。
とか、なんか思って。 こんな心理戦の最中に。テキのこと考えるなんて。
そのままあてもなく走りだして、何処へ行こうか考えた。 考えはだんだん自分のことになって、
・私が、いま 意地になって守ろうとしているコレはなんだ。 ・謝ってご機嫌とりをしてくれたダー。口をきかなかった私。 ・朝になって目が覚めて 私が不在であることを知ったダーはどう思うかな。
私は確かに憤りを感じたし 悲しいような怒りの気持ちを覚えたけれど。
私がいましようとしている事は、復讐でしかなくて、 ただのイジメなんじゃないだろうか。 と思った。
悲しい辛いと自分が感じた事を、 悲しい辛いと相手に思わせる事で 表現するなんて、なんておろかな事だろう。
朝 目が覚めて、私がいなくて、 もう私は新しい気持ちを芽生えはじめているのに そんなことも知らず、寂しい思いをダーがするなんて、 かわいそうだ。
コンビニに寄ってパン買った。「あたためていただけますか。」 で。部屋に帰った。
私が相手を想うように、相手が思ってるなんて。 きっと驕りでしかないんだ。
何も求めない。そういう風になれたら、 こんなつまらないことで怒ったりしないんだろうな。
「朝起きて私がいない」という切り札は、 とっておきにしておくことにした。うしし。
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誘われてみたい。。。
午後、買い物に出た。
今日はダーの好きなハヤシライスを作る事にした。牛肉を久しぶりに買った。お酒が切れていたので 新しいお酒も買い、ちょっとフンパツした気持ちになって。
鼻歌混じりで歩く。
新しいよるがうまれようとするこの時間、刻々と空の模様が変化するように私のこころも色を変えていった。 今日は晴れてたので空が綺麗。 部屋に着く頃にはすっかりダーを好きだという気持ちになっていて、脳内はいとも簡単に模様替えを遂げていた。
←ダーが今日から飲みはじめたお酒。 同郷、佐賀県産いも焼酎。 ネーミングに誘われ購入。 “まかいへのいざない”と読む。
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私だけのためにうまれてきた靴下です、 すごいカワイイ!!!うきゃー。
ダーは帰ってくると「おみやげがある」と言った。 それは王子(ダー悪友)のおばあさま作の靴下だった。
私はどんなサプライズよりも嬉しい気持ちになり 幸せで溶けてしまいそうになった。
おばあさまのことは 「いつも靴下作ってくれる、すっごいあったかいんだよ〜」 と、群馬に来てすぐ王子やダーに聞かされた。 でもその冬、私の靴下が作られる事はありませんでした。
ひとの手仕事が好きな私は、 「おばあさまの靴下」がひとつの憧れになってたみたいで。 欲しかったの。ずっと。
会った事もないおばあさまが、 ダーの彼女である私の存在を思って、編んでくださった、 その事を思うと笑みがこぼれてしまう。
なんていうか、 ナントカファミリーの一員になった?そういう気持ちもするする。
サイズはピッタリだった。
シャワーを浴びながら、 うっしゃっしゃっしゃ…と笑みがこぼれてしまう、私なのでした。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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