私は、 善い時には、最高の事を想う。 悪い時には、最低な事を考える。
昨日まで キャキャキャ、で どこまでも平凡なんだけど久しぶりに幸せで、 というのも24時間ダーと居たからなんだけど やらかい週末だったのに。
ちょっとの我侭と、冷たい言葉で さらにさらに冷たい仕打ちで 180度回転して、私の機嫌は最悪なのだった。
私は、すぐ、やめる、とか考える。
いま考えてるのはそういうこと。 ねえ やっぱりこんな風ではやってけないわね?
「覚悟」という名の旗が 軽やかに 翻る。
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ダーは帰って来て 「何処へも行かなかったの?」 と聞いた。
ダーはめんどくさいといなくなるけど、 私は怒るとすぐいなくなる。
実は既にもういなくなる事とか考えていたので 「さっきは悪かった。ごめんね。 それから 私、明日から数日出かけるから。」 と言った。 その為にダーの制服全部にアイロンまでかけて用意してあったりした。
行き先は、と聞かれて 決まってないけど、と答えたら 「行き先が決まってないのに出かける必要ないじゃん」 と言われた。 そういう『お出かけ』じゃないという事を解っているだろうに。 この部屋から出る、そういう事に意味があるのだ。
サヨナラのお話ももちろん出て、 私の怒りと関係ないふたりの問題のお話もしたりした。 それは論題が外れてる気がして内心イライラしたりした。 けど、 最後に「こういうのがいい」と、“私のそういう態度は善かった”という 内容のことを言ったので
「それって、あってるってこと!?」 と、びっくりして聞いてしまった。
ダーは頷いた。 私は、なんか泣いてしまった。
私にとってダーはとても居心地がよいけれど ダーはあれがイイこれはイイと言ってくれないので ダーにとっての私というのが解りにくく、
ダーに私が『合ってる』
なんていうお話を初めて聞いたのだった。嬉しいと思った。 今日のこの涙はダーとつき合って初めての 幸せの涙 だった。 ん?やっぱり喧嘩の論題から外れてるな。まあいいか。
今日の喧嘩は だいたいが私の我侭が発端だった、ダーがキレて、 冷たい事を言ったので 私もキレた。
最後はダーが自分の台詞(←それが喧嘩の原因)を訂正して、 …訂正されたダーの台詞はとても素敵なものになった、 そんなこんなで
最後は仲直りをしてふたりで眠った。
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ダーはお別れのお話になったとき、 “あの”顔をした。
(この人は、私を失う時こんな顔をするんだ!)と、 驚くような悲しい表情をしてくれる。 それがどうしようもなく不思議な表情の崩れ方なのだ。 生きて来ていままでこんな風な“悲しい顔”をみた事がなかったので、 いつもびっくりする。
仲直りしてから そんな顔させちゃってゴメンね、と毎回思う。 でも 多分私だけのために そういう顔をしてくれるダーを、 好きだなと思う。
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嬉しくて泣くのって難しい、奇跡に近いと思う。
いままでに、 悲しくて泣いてしまった事なら忘れてしまう程たくさんある。 でも 嬉しくて泣いてしまった事は数える程しかない、
嬉しい涙がたくさんこぼれるような、 わたしたちだったら いいのになあと思う。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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