2002年05月25日(土) |
「ひまわり」(video)「ジョージアの風」(wowow) |
ひとりの女性(麻生久美子)が海難事故で行方不明になり、遺体があがらないまま葬式が行われていく。そして、その場に集まった小学校時代の同級生や恋人などさまざまな若者たちが、次々と彼女との思い出を回想していくのだが…。 それぞれのキャラクターの記憶から、はじめ不確かだったひとりの女性の真実の姿が次第に紡ぎ出されていくという、ノスタルジックだが決してそこに溺れてはいない青春群像劇の佳作。そのみずみずしくもリリカルな語り口と、現代日本映画界若手個性派俳優たちの競演が見事にマッチ。 『GO』で2001年度の映画賞を総なめした行定勲監督による劇場用映画第2作にして、初の公開作品(処女作『OPEN HOUSE』は2002年春現在、未公開)となった。(的田也寸志) (amazonDVDレビューより)
「GO」の監督作というのでちょっと興味があって観ました。 思わぬところで袴田君が・・・彼は、亡くなった女性の同級生を演じてました。 小学校時代思いを伝えられなかったままの青年として、とってもいい感じ。 なぜかわたしはこういう感じの邦画が好きです。決して派手じゃないけど、伝えんとするものがじーんとわかる、いい映画だと思います。 雰囲気が周りの同級生となんか違う子で、初恋というものかどうかははっきりとわからない、でも気になる子。そんなはっきりしない思いは、伝えようもなくすれ違ったまま、彼女は引っ越してしまう。亡くなる数日前に、留守電に残された彼女の声。いったい何を伝えたかったのか。 彼女にも、伝えられなかったことがあったようだが、それを聞くことも出来ない今、何か心に引っかかるものを引きずって、同級生たちと葬儀に向かう。淡々としたやりとりの中で、みんなそれぞれが、昔の彼女、今の彼女、をなんとかわかろうとしていく。
まだ観てませんが、岩井俊二監督作を今度観ようかなぁ、と思ってます。
「ジョージアの風」についてはまたあとで。
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