saaraの日記
ごく普通の主婦です。暇な時間はだいたいTV画面観てます。
映画館へは月に2〜3回。あとはwowowかなぁ。そしてDVD。
好きな人は年々増加中。しかも若い子が増えてる!
ナンバー1は多分一生Nicolas Cageですが。

2002年05月24日(金) 「ハッシュ!」と「非・バランス」

23日(きのう)、「ハッシュ!」観てきました。
今日、「非・バランス」ビデオで観ました。
邦画続きのこの頃です。

「ハッシュ!」
2001年、橋口亮輔監督作品。
出演:田辺誠一、高橋和也、片岡礼子他。

思えば、去年のカンヌで上映されたんだよね。待つこと1年余り。やっとやっと観ることが出来ました。もう、ゲイのカップルの話ってことは、先からわかってました。橋口作品『二十歳の微熱』『渚のシンドバット』は、どこがってはっきりいえないけど、好きです。役者さんもうまいとはいえない。どっちかというと、テンポはゆっくりだし。だけど、流れているものがわたしの好みなんです。
この作品、ストーリーをちょっと聞いた段階では、ファンタジーかと思ったけど、ちがいましたねー。現実味のある3人が中心のお話でした。
栗田君(田辺)はゲイである事を隠してるサラリーマン。直也(高橋)は、親も知ってる(母が、富士真奈美だった)ゲイの青年で、まじめにペットショップで働く毎日。そんなふたりが平和に暮らしてると、偶然の出会いから女(片岡)が、ふたりの生活に入り込んでくる。こういう場合、女ってじゃまなんだけど、(ちょうど劇中でも栗田君の同僚に、妄想狂ぽい女がいた)
この藤倉って女は、辛いものを背負って生きる女だった。
ただ、子供がほしいって理由はあんまり同意できないけど、辛いだけにそういう考えに至るのは、理解できる。
物語は、子供を作ることにするとか、はっきりとした結論はでてません。
観た者がそれぞれ、この先どうなってゆくんだろう、と考えさせられる作品でした。
また、橋口監督、すてきな作品を待ってます。


「非・バランス」
監督:冨樫森
出演:派谷恵美/小日向文世他
2000年/日本
<ストーリー>
13歳の少女・松本チアキと不思議なヒト“菊ちゃん”のひと夏の物語。身の回りに友達はおろか、話す相手さえ作ろうとしないチアキはふとしたきっかけで“菊ちゃん”と出逢う。チアキは、はるかに年上でちょっと変わった“菊ちゃん”と友情ともいえる“微妙で心地よい瞬間<とき>”を一緒に過ごす。過去に背負った心の傷が、二人の心が真に通じ合ったことに気づき、過去から抜け出して未来へ向かう決心をする。チアキはそれまで深い心の闇から抜け出すために、傷つきながらも大きく飛び立つためのジャンプ台に立つことに…。そして、また“菊ちゃん”も新たな人生へと踏み出す…。
           『非・バランス』サイトより

菊ちゃん役が、小日向文世さん!おかまの役をとってもすてきに演じてます。チアキ役もフレッシュでよかったです。これこそ、ファンタジーだったかな?でも、後味のよい作品でした。こんなこと、あったらいいなぁ。こんな少女の頃にもどりたいなぁ。と、おばさんは思いました。


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