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■ 検査するって...疲れる
この日も昨日の胃カメラに続いて病院へ。 先週のMRI の検査結果と生理機能検査。
まず、体調が悪かったのか、行きの車でパニック状態になってしまいました。 動悸がしてきて、ものすごく「運転している状況」が怖くなってくる。 手足が冷たくなって、息苦しく、ドキドキが酷くなるんです。 途中のスーパーの駐車場へ入り、少し迷ってから新八に電話。 朝、「しんどかったら病院まで送っていったるで」と言ってくれてたのを思い出した訳です。
「どうしたん?」 「あかん、病院行く途中でしんどくなってしまった」 「一人で出たん?わかった。ちょっと待っとき。すぐ行くから」
数分後、新八が白のエスティマで登場。 私の車は駐車場へ置いておいて、新八の車で病院まで。 「ようここまで来れたな」 「うーん、大丈夫やと思ってんけど、なんか...まだ遠出はムリみたい」 病院まで送ってくれてから、 「終わったら連絡し。また迎えに来るから」 私は次男のお迎えをあらかじめ悦子ちゃんに頼んでいたので良かったが、新八は自分の子供を迎えに行かなくてはいけないので、一旦帰宅。
フラフラと耳鼻科の受付へ。 さっそく検査を先にするので、検査室へ。 担当の女性技師さんが迎えに来て下さり、午後の静かな廊下を2人で歩いていきます。 「トイレは大丈夫ですか?電極をつけるので、行っておかれた方が良いですよ」 「あ、大丈夫です」 奥の奥の方...人気の無い検査室。 サーモ何とか...いかつい名前の検査室が並んでいる一角。 「ゆらぎの検査をしますね」 しばらく待った後、体重計のようなボードに直立で立ち、一点を見つめる。 すると、気持ち、ゆらゆらと足下が揺れる。 要するにバランスボードです。 次は目を閉じて立つ。
その後。 部屋に入り、顔に電極を取り付けられる。 「ここに頭とアゴを付けて覗いて下さい」 白い奇妙なボックスに顔を突っ込む様にアゴを乗せると、定位置にしっかりとベルトで固定されてしまった。 「うわ、ちょっと、これ怖いです」 「大丈夫ですよ。怖い検査はしませんから緊張しないで。それと、両手はこれをしっかり握ってて下さい」 丁度、潜水艦の望遠鏡を覗くシーンがありますよね。映画なんかで。 ソナーの操縦桿みたいな、両手で握る棒。
しばらくすると、光が点滅して両目でそれを追ったりする検査が続きました。 縦の光がどんどん加速しながら回り、正面に来た時にそれを凝視したり...。 これ、スピードが増すと自分が椅子に座ったままぐるぐる回転している錯覚に陥ります。 「うっわーーーー!!!すごい気持ち悪いんですけどーーー!!!」 「大丈夫、しっかり追えてますよ。放棄しないでそのまま見続けて下さい」 「おえー」
そんなこんなで、やっと椅子から解放されて、寝台に横たわります。 「それじゃ、台の端をしっかり手で掴んでて下さいね」 (イヤな予感) 「今から、片方の耳に水を入れますね。そのとき、必ずめまいが起こります。誰でも起こることなので、怖がらなくて大丈夫ですよ」 「え?!...それで気持ち悪くなったらどうすればいいんですか?」 「水を出せば治まりますから、安心して下さい」 「いや、その...」 「小学校の子供さんからお年寄りの方もやっている検査ですから、大丈夫ですよ」 そんなこと言われて、全然大丈夫ではなかったMRIの検査もあったな。 「そのかわり、絶対目を開けないで下さい」 (こっ...恐っ!!!)
紙コッブにどれくらいか...。 横向きにされた私の右耳に、つめたーい水がジョロジョロと注ぎ込まれ...。 「痛ーーー!!」 「ごめんなさいね、もうすぐ全部入りますから、ガマンしてて下さい」 「うーわー」 人間、片耳に水が入っただけで、グワングワンめまいが起こりますね。 目を開けてはいけない、部屋の電気が真っ暗に消される、めまいがする。 寝台から落ちそうな感覚になるので、両手に力が入る。 「では、ゆっくりで良いので、間違わずに集中して200から3を引いた数を順番に言って下さい。はいどうぞ」 「...197...194...191...」 始まると頭をまっすぐ上にしてもらったので、耳の水は少しずつ流れ出ていき、めまいが少しずつ消えていく感じを覚えながら数字は140代に。 「はい、では反対の耳に水を入れますね」 (今度は左か〜)
左右、終わってから、もうフラフラで、気持ち悪くなるし...。 「この後、診察があるので、耳鼻科の9診の前で待ってて下さい。おつかれさまでした」 にこやかな技師の笑顔にフラフラと礼を良い、フラフラと同じ階の耳鼻科へ。
初診で診てもらった先生だ。
少し待つ間、ホントに気持ちが悪かった。
ようやく中へ入って、MRIの検査結果とさっきの生理機能検査の診断。 頭の中はまったく異常なく、脳もきれい、内耳も障害なし。 「結果的には、やはりメニエール病と言うことになりますね」 はー、やっぱりそうなのか。 「今、通われている開業医の耳鼻科の先生。処方や対処の仕方は適切だと思います。そのままそちらに通院されて大丈夫だと思いますよ。」 「あ、そうですか。」 「左の三半規管の反応が右より悪いんですよ。メニエールを発症したのは右でしたよね。もしかしたら、左にも影響が出ているかもしれませんね」
結局、右と左の三半規管のバランスが悪いため、ふらつきが出ているらしいのだ。 でも、人間、片方の三半規管を取ってしまったとしても、もう片方がちゃんと神経をつないで2つ分の働きをしようとするらしい。 「時間がかかりますけどね。でも良い方が悪い方の能力をカバーできれば、めまいは治まります。三半規管を鍛えるには、じっとしているより動く方が良いんです。日常的な動きとか、運動とか。むしろ、鍛えてあげないと」 「へー」 「メニエールははっきり言って完治しません。ただ、今、症状が治まっているなら、次に再発しないようにする。それだけしか無いんです。今、処方されている薬は再発防止の薬でもありますね」 「はー」 「発症する原因はわかっていませんが、治療法はわかっている病気です。リンパに水がたまって、三半規管を圧迫してめまいや難聴が起こる。だから、利尿作用のある薬が出ているでしょう?ようは、水がたまらなければ良いんです」
ということは、身体の排水を良くする、むくみがでない食生活、運動を心がける。 ビタミンB16が処方されているので、気をつけて取る様にする。 血流を良くする薬も出ているので、冷えない生活を心がける。 睡眠不足や疲れを溜めない生活をする。
........健康的な生活ってことですね、結局。
なんだ。 再発したくないなら、もっと気をつけて管理すればなんとかなるかもしれない。 そう思うと、自分の生活態度や食生活である程度防ぐことができる気がしてきます。 ま、再発の原因が確定れてないから、それだけではムリかもしれないけど...。
でも、気をつけるだけ気をつけよう。
終わってから、新八に来てもらった。 車を置いてけぼりにしていたスーパーまで乗せてってもらって、車に乗り込み、新八に後続して走る。 途中からやっぱり気分が優れなくなってしまったが、なんとか自宅まで車でたどり着いた。
つかれた。
ここんところ検査で疲れてしまった。
来週の水曜は、血液検査の結果を聞きに、内科へ行かなくてはいけない。 「来週は最初から付き添ったるから」 新八〜!! ありがとう!!!
しばらく描けてなかったカットの仕事分を一気に10枚ほど描いてメール送信した。 小説の表紙用のカットも色塗り最終段階に突入。
2007年11月14日(水)
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