最強の星の真下

2011年03月21日(月) 小さな努力と小さな謎。

買い占めをしているせいで被災地に物資が届かない。東京の人たちの身勝手さに憤りを感じる。
ニュースで流れたコメント。

・・・連日の、東京では買い占めをしている人が大多数であるかのような報道に、被災地ではこんな感情を抱いているのか。
毎日空き棚だらけのスーパーやコンビニの映像が流れていたので、これも仕方の無いことだと思う。



私の周囲はみんな、経済活動を止めないよう、省エネで薄暗くて薄ら寒いオフィスで、ちょっとくらい寒くてもこんなの夏の冷房と同じようなものさ!とか言いながら厚着して働き、帰りの棚がガラガラのスーパーでほそぼそとその日の食料を調達して、震災前の日常で普通にストックしていたトイレットペーパーを融通しあって、実家からお米を分けて貰って。自分に出来る、ささやかな努力を積み重ねて買い溜めに走らず踏みとどまっている人達。

そんな地味な人たちの地味な努力は当然で、ニュースとして絵にならないからスルー、なのだろうな。

買い溜め、と言われている現象だって、きっと、いつも店頭に無いから、見付けた時に一つだけ余分に買っておこう、という人が何割かいて、それが人口過密地帯で起こるため余計に品薄に、という悪循環で起こっているのだと思う。

山のように物資を買い占めて、なんて、少数の身勝手な人がしていることが、でも、絵になるし、「東京ではどこでも」と括れば話題性があるから。

周囲に被災者の親族もいる。友人もいる。同僚もいる。遠い出来事なんて、まったく思わない。
被災地を思って、地味に、ささやかに、自分に出来ることで、努力している。
塵も積もれば山になると信じて、ホントささやかだけれども。



ところで今、スーパーに、苺が山のように並んでいるのは、何故だろう・・・?野菜スペース、お米スペースにまで苺が。ビタミンCを摂って風邪予防??
苺ジャムを作りたくなってきた。食パンが見当たらないけど。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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