〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2007年03月12日(月)    ハイライトは白鳥の城へ

毎日ビール飲みまくりの伯耕です。どうもこんばんは。





さてさて、ドイツ5日目はフュッセンからスタート。

ドイツ最南端、隣国オーストリアとの国境となる保養地の街です。

今日はいよいよこの旅行の最後のハイライト、

なかなか期待は高まりながら、今日は午前7時半起床です。





まずは階下のレストランにて独り寂しくボソボソと朝飯。(←※日課)





独り飯もだいぶ慣れてきたなーと思いつつ、

実は日本にいるときからずっと慣れてることはここだけの秘密です。

人生は独り旅、お、なんか響きがカッコいいけど内容は悲しいぞ。






・・・





・・・





で(泣)(←※毎度おなじみ)





というわけで日課の嘆きも済んだところで、

部屋に戻ってシャワー浴びて着替えて荷物を整えて準備完了。

荷物を預かってもらった上でチェックアウトです。

まずは帰りの電車の時間をチェックすべく、駅方面へと向かいました。





駅の時刻表とにらめっこしていたところ、




A「おっす、おはよう。」


俺「おー、おはよー。」





昨日ローテンベルグからここフュッセンまでご一緒したA君登場。

どうせなら日本人同士、一緒に観光しましょうと、

今日はここで待ち合わせていたのでした。

しばし待ったところでA君の友人のB君も登場、

駅前でタクシーを捕まえて3人で乗車、

5キロ先のホーエンシュヴァンガウ村を目指します。





十数分後、ホーエンシュヴァンガウ村到着。






てか、







雪積もってるー。(←※想定外)






俺「うあー、寒いなー。。。」


A「なんか長野にスキーに来たみたいな風景だよね。」


B「ダウンコート持ってきて正解だった。。。」





昨日までの温かさから一転、冬の早朝の寒さ。

さすがはアルプスに抱かれる街だと実感しつつ、

チケットを買ったところで、さあ、今日の目的地に向かうとしますか!






今日の目的地、そしてこの旅行最後のハイライト、







ノイシュヴァンシュタイン城へ。





俺「山の尾根に聳え立つ白鳥の城だってさ。」


A「割と上のほうにあるのかなー。」


B「どこだろうねー、って、あっ、おい、後ろ、後ろ!」


俺「後ろ?」


A「おおおおおおお!!!!!!」


俺「あれかーーーーー!!!!!」








ノイシュヴァンシュタイン城





ノイシュヴァンシュタイン城(Schloß Neuschwanstein)、

バイエルン国王ルードヴィッヒ二世が17年の歳月と、

巨額の費用をつぎ込んで建設した白壁の美しいお城、

建設のテーマとその外観から「白鳥の城」とも呼ばれる名城です。

さすがは噂通りの、いやそれ以上の美しさ、

なかなか感動しつつ、まずは城へと向かう山道を登り始めました。






40分後、ようやく、







お城まで着いたよー。






そして、







日本人率95%だよー。(←※やっぱり)





やはりこの場所にもツアーという名のモンスターが3つほどいました。

フランスでも凱旋門やモン・サン・ミッシェルは日本人だらけだったし、

ここノイシュヴァンシュタイン城も日本人の大群、

ヨーロッパの定番名所は完全に日本化されてるなーと思いつつ、

テンションを無理に海外モードに切り替えてる個人旅行者にとっては、

旅先に思いっきり日本を持ち込むツアー旅行者は微妙な存在です。。。





まあ、予想はしていましたが、






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・・・





で(泣)(←※自己満足)





まあ俺もそれを構成するワンオブゼムなことは棚に置いといて、

ツアーの後ろに続いて城の中へと入場です。





城内は撮影禁止だったにつき、窓の外からの景色を何枚か。







絶壁に架かるマリエン橋







アルプ湖とアルプス山脈を望む







眼下にはホーエンシュヴァンガウ城が。





城内はルードヴィッヒ二世が愛したオペラのシーンを中心に、

豪華な絵で彩られ、そして内装や調度品もまさに豪華絢爛の一言。

しかし俺らは先行する大量のツアー客の後ろで部屋に入りきれず、

ものっすごい肩身の狭い思いをしながらの鑑賞となったのが

個人旅行組としてちょっと残念ではありました。

でも若い女の子ばっかりのツアーだったので今回は許可します。





・・・





で(泣)(←※むしろ邪魔者)






というわけで城の見学も終えてお城を出発。

本当は城の有名な撮影ポイントのマリエン橋まで行きたかったのですが、

本日は積雪&路面凍結につき立ち入り禁止、無念です。。。





その後、どうしようかA、B両氏と相談。




A「テーゲルベルグっていうところにロープウェイがあるみたいよ。」


俺「ガイドブックにも載ってるね。」


A「ロープウェイの中からお城を眺めると絶景らしい。」


俺「まだ時間あるし、行ってみます?」


B「行きましょうか。」





というわけで、テーゲルベルグに向けてテクテク歩き出したわけですが、





・・・





・・・





遠い。。。(←※まったく先が見えず)





牧草地の中をひたすらに続く一本道。

山を見渡してもロープウェイのロープらしきものすら見えません。。。

日差しも強くなってきてポカポカモード、

軽く汗ばみながらも、地図に従って一本道を歩き続けます。







ちょっと違う角度から。







果てしなく続く一本道







轍(わだち)





40分ほど歩いたところでようやく、ようやく目的地到着。

微妙にヘトヘトになりつつ、帰りのバスの時刻をチェックしたところ、




俺「次のバスが15分後だけど、その次は1時間半後やで。」


A「まじでー。」


B「1時間半後のバスだと、電車間に合わないじゃん。」


俺「ということは・・・」


A「せっかくここまで歩いたのに・・・」


B「15分後のバスで帰ろう。。。」






・・・





バスにもモテなかったよ!(はぁと)





・・・





で(泣)(←※ヤケ)





というわけで結局15分後のバスでテーゲルベルグを出発。

途中のバス停で大量に乗り込んできた地元の小学生にビビリつつ、

バスは15分ほどで再びフュッセン駅に戻ってきました。

いったんホテルに戻って預けてあった荷物をゲットし、再び駅前へ。





時刻は午後1時過ぎ、駅前のレストランにて3人で昼飯タイム。

ビュッフェ形式で久々にがっつり食ったところでしゃべりも盛り上がり、

ふと時刻を見てみればもう午後2時15分前です。




俺「お、そろそろ俺、出発しますわ。」


A「気をつけてくださいね。」


B「乗り遅れないように(笑)。」


俺「いやー、昨日からご一緒できて本当に楽しかったですわ。」


A「僕らも楽しかったっすよー。」


B「またいつか、どこかでお会いできたらいいですね。」


俺「そうですね。じゃあ、お元気で、お気をつけて!」


A「よい旅を!」


俺「はーい、でわでわー。」





昨日から行動を共にしたお2人とはここでお別れです。

ローテンブルグからの電車で偶然にしゃべるようになり、

行き先が同じだったこともあって意気投合したわけですが、

気がつけば2人の名前すら聞いてなかったことを悔やみつつ、

再び独り、独特の空虚感をかみ締めながら駅へと向かったのでした。







フュッセン駅からはローカル列車で出発。





これにて我が旅行のほぼ全てのイベントは終了。

あとは空港のあるフランクフルトへと向けて戻るのみです。

フランクフルトまでは乗り換え3回、5時間半の電車の旅。

ロンドンに到着してから今日まで2週間、

テンション上げて必死で旅行してきたその瞬間の全てが、

すでに過去の思い出となって俺の後ろに続いていることに感慨を覚えつつ、

いつか振り返って懐かしい思い出だと思い出すであろうその瞬間を、

今も自分が刻み続けていることを不思議に思いつつ、

いろいろなことを考えながら夕暮れの車窓を見つめていたのでした。





・・・





そしてフュッセンを出てから約5時間半後の午後7時40分、







フランクフルト着いたー。(←※クタクタ)





てか5時間半の移動はさすがに大変、

ドイツの最南端、国境の町からドイツの中心まで戻ってきました。

駅を出てみればガラス張りの高層ビルが林立するまさに大都会、

まさにドイツの経済の中心都市だけのことはあると思いつつ、

ロンドンともパリとも違う、まさに近代的な大都会を久々に感じながら、

とりあえずは予約してあったホテルに向かい、

一休みしたところで、夕食でも食おうかと夜の街に繰り出しました。







ユーロの総本山、欧州中央銀行





いろいろ探した挙句、本日訪問したのは「Zum Grauen Bock」(※別窓)

マイン川南側の地区、ザクセンハウゼンの老舗レストランです。

もう慣れたもので男独りでも余裕で入店し、




俺「すいませーん。」


店「はいはい。」


俺「なんかお勧めはありますか?」


店「んー、この『フランクフルトスペシャル』ってのはどうだい?」


俺「お、面白そうですね。じゃあそれを。」


店「はい。」


俺「あ、あと、リンゴ酒ください。」


店「はいはい(笑)。」





というわけでザクセンハウゼン名物のリンゴ酒を飲みつつ、

待つことしばし、いよいよやつが俺の前にやってきました。







フランクフルト・スペシャル(←※大ボリューム)





でか!!!!!ってか全部食えるのか、俺。

ものすごい存在感のリップヒェン(※豚のあばら肉)を中心に、

巨大ソーセージが2本、さらにポテトにザワークラウトてんこ盛り。

リンゴ酒を片手に目の前の食の塊に挑みかかり、

30分ほどかけて何とかやつを撃退することができました。

隊長!任務完了したであります。彼女が欲しいであります!





・・・





で(泣)(←※ドサクサ)





帰り際、マイン川沿いの遊歩道を歩きながら、

酔いに任せて何枚か写真を撮ってみました。







アイゼルナー橋の後ろには大聖堂と歴史博物館が







ホルバイン橋となにやら真っ青に輝くビル





ヨーロッパの大都市にもかかわらず、

夜に出歩いてもヤバい雰囲気はあまり感じないところに

比較的治安の安定したドイツのありがたみを感じつつ、

ホテルに戻ってシャワー浴びて、またまたビールで酔っぱらうのでした。




さーてと、明日はいよいよ滞在最終日、今日はここまでです。





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