〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2007年03月10日(土)    宝石のような街を尋ねて

ロマンティック街道南下中の伯耕です。どうもこんばんは。





さてさて、ドイツ3日目はバーデン・バーデンからスタートです。

ヨーロッパ屈指の温泉スポットにて体を休めたところで、

今日からは強行日程で長距離移動の連続の予定。

衝動決めした非モテ系的卒業旅行企画、独りヨーロッパの旅でしたが

ついに終わりが見えてきたことに一抹の寂しさを感じつつも、

まずは最後まで旅を乗り切らねばと気合を入れて、

本日はちょっと早めの午前6時起床です。





シャワー浴びて着替えたところで階下のレストランへと降り、

今日も独り寂しくボソボソと朝飯。

もう独りでテーブルに付くことにも慣れちゃったぜと思いつつ、

日本に出てから非常に役立ちそうでほんと嬉しいですよね!





・・・





・・・





で(泣)(←※涙ながらに)





飯も食い終わったところで部屋へと戻り、

荷物を抱えてチェックアウト、そのままLeopoldplatzバス停まで歩き、

やってきたバスにてバーデン・バーデン駅へと戻ります。

駅のカフェでエスプレッソ飲みながら待つこと30分、






さあ、今日も、







ICE乗るどー。(←※高速鉄道大好き)





今日も快適な一等車でゆっくりと車窓を楽しむ・・・

のが理想なのですが、このあと今日最大の綱渡りが待っているため、

とにかく時計とのにらめっこです。





午前9時3分、ICE602号は定刻より4分遅れでカールスルーヘ駅に到着。





この駅で乗り換える列車の発車時刻は午前9時7分。





・・・





ダッシュ!!!!!





事前にシュミレーションしておいた通り、

荷物を抱えて列車を飛び降りたらまずはホームの発車時刻表へ直行。

なになに、9時7分発ニュンベルグ行きは10番ホームだな。

おっしゃ、あとはひたすら走れ!!!!!





というわけでホームから地下通路に降り、

10番ホームまでひたすらに走ったところで今度はホームへダッシュ。

客車に飛び乗った直後、ベルが鳴って列車は出発しました。

ひえーーーー、あっぶねーーーーー。

ギリギリで間に合いましたよ、恋愛列車には常に乗り遅れてますが。





・・・





で(泣)(←※廃止路線間近)





何とか乗れたところでようやく息も元に戻り、間に合ってホッと一安心。

一等車にはパソコン用の電源まで完備されてることにビビリつつ、

車窓を眺めつつ、昨日の日記を書きつつ、約3時間の列車の旅です。





列車は南ドイツの農村地帯を駆け抜け、小さな町や村を通り過ぎ、

だいぶ走ったなーと思った定刻午前11時51分にアンスバッハ駅到着。

ここでいったん下車し、またまたカフェで時間をつぶしたところで、

電車を乗り換えて今度はヴィルツブルグ行きの列車に乗り込みます。







窓の外には美しい街並みが。





のどかな農村地帯を走ること15分、シュタイナッハ駅にて下車し、

さらに対岸ホームの列車に乗り換えて15分ほど走ったところで、





さあ、ようやく本日の目的地、







ローテンブルグ来たよー。





本日訪問するローテンブルグは別名「中世の宝珠」。

南ドイツ・ロマンティック街道のハイライトであるこの都市は、

城壁に囲まれ、中世の雰囲気をほぼ完全に残す都市として有名です。





というわけでまずは本日の宿探しから。

まずはガイドブックに載っていたガストホーフを訪ねてみました。




俺「すいませーん。」


店「はい。」


俺「ホテルを探してるんですが、今日シングルありますか?」


店「ああ、空いてるよ。」


俺「空いてますか!どんな部屋ですか。」


店「シャワー・トイレ、さらに庭までついた部屋がオススメだな。」


俺「・・・おいくらですか?」


店「一泊朝食付きで35ユーロ(約5000円)だ。」






安っ!!!!(←※心の声)





俺「じゃあその部屋お願いします。」


店「ああ、ところでもしかしてあなた、日本人かな。」


俺「そうです。」


店「そうか、日本人なら3ユーロまけてやろう。」


俺「本当ですか!?」


店「日本人特別割引だ(笑)。」





というわけで無事に本日のお部屋ゲット。

てか実際に見てみたら8畳近い広さがあってベッドが2つ。

椅子が2つに机もあって、部屋の隅には広いクローゼット、

そしてご主人の言葉通り、石垣に囲まれたテラスも付いておりました。





さらに、さらに、






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・・・





神すぎる。。。(←※至れり尽くせり)





ここまで素晴らしい宿はそうそう出会えるもんじゃありません。

これにさらに朝食が付いて32ユーロは安すぎる。。。。





というわけでこの旅行最高の宿をゲットしたところで、

荷物を部屋に置き、身軽になってローテンブルグの街歩きスタートです。

途中のプチレストランにてドイツ風カツレツで腹を満たしつつ、

まずは町の中心部であるマルクト広場方面へと向かいました。







カラフルな中世風の街並み。






石畳の道の沿道には三角屋根のカラフルな家がずらっと並び、

ショーウインドウには人形やら宝石やらおもちゃやらがズラリ。

まさにおとぎ話の中からそのまま飛び出してきたかのような街並みです。

男独りで歩くのが最高に似合わない街だなーと思いつつ、

実は何気にこういう雰囲気が好きなのは秘密にしつつ、

数分も歩けば街の中心部であるマルクト広場に到着しました。

聳え立つ鐘楼がシンボルの市庁舎を前に、しばし広場の記念撮影。





そして時刻は午後1時55分時、

午後2時が近づくにつれて、だんだんと広場に観光客が集まってきます。







人々の注目は市庁舎の隣、市議宴会館の時計。





そして壮大な鐘の音が午後2時をお知らせ、すると、







時計の横の窓が開いて・・・







出てきた人形がワインを飲み干します。





これがローテンブルグ名物の仕掛け時計・マイスタートルンク。

中世の伝説を元に再現されたこの時計ですが、

昼の間だけ1時間ごとにこうした仕掛けが登場するとのこと。

なかなかいいものを見たなーと思いつつ、

どうせここに来たなら市庁舎の鐘楼に登ってみようと思い立ち、

市庁舎の中にある、鐘楼への階段を登り始めました。







お、ついにあそこがてっぺんか。






ものっすごい狭い出口をくぐってみればそこが展望台、

予想外にかなり狭い足元にビビリつつも、目の前を見渡してみれば、







キレイな景色キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!





いやー、これこそがローテンベルグの真骨頂。

城壁の中には赤い屋根の中世建築が見事に集結していて本当に美しい眺め。

そしてその外側、城壁の外側には広大な緑の農地が広がっています。

緑の中に閉じ込めらた、赤い宝石箱のような都市、

さすがはドイツ観光の目玉、ロマンチック街道ハイライト、

この感動を伝える人がいないのが独り旅の辛さだなーと思いつつ、

再び塔を下ってマルクト広場に戻ったのでした。







あの塔に登ってきました。





その後、聖ヤコブ教会などを見たところで、

次に訪れたのは人形とおもちゃ博物館

男独りで訪れては絶対にいけない場所のような気もしますが、

暇そうだったのと実は興味深々だったこともあり、

入場料を払って館内に入ってみました。





館内には古今東西、さまざまなおもちゃが並ぶのですが、





とりあえず、





ままごと用品は神。







ままごとセット。







もちろんこれもままごとセット。





まさかままごと用具でノックアウトされるとは思いもよらず、

完全におもちゃの国の虜となってしまったところで、

目の前にはさらに素晴らしい西洋のおもちゃや人形が登場します。







高貴なる園遊会







華麗なる一族





いやはや、子供用の域を通り越してこれは芸術だなと思いつつ、

しかし途中に展示してあった日本の七段雛人形市松人形も、

西洋の人形に負けず劣らず豪華できらびやかだったことに誇りを持ちつつ、

俺的にはかなり大満足して博物館をあとにしたのでした。

こんなに面白いのになんで客がいないんだろう。。。

そうか、俺の趣味が世間とはズレてるんですか、そうですか。





多少凹んだところで、

ならばみんなの趣味に合わせようと次に訪れたのは、





中世犯罪博物館(←※ズレまくり)





しかしこちらの博物館はなかなかの大賑わい。

中世以来の法律資料や拷問道具が多数展示された人気施設です。







ずらりと並ぶ拷問用具





館内は地下の石牢風展示室を除けば明るく学術的な雰囲気。

恐ろしい拷問用具を見て子供の集団も普通に盛り上がっています。

ヨーロッパを滞在中常に思うのはその暗黒の歴史、

現代に生まれることができてよかったなーという喜びを感じつつ、

拷問道具の前で非常に盛り上がっていた日本人の女の子たちにビビリつつ、

ドM的には、オラ、なんだかワクワクしてきただ!





・・・





で(泣)(←※of course ドン引き)





1時間ほど見学したところで博物館も退出しました。

その後も街歩きを続け、最もローテンブルグらしいというPlonlein界隈に到着。







馬車が通り抜けていきました。





Plonleinを通り過ぎ、コポルツェラー門からタウバーリビエラ公園へ。

流れる小川、散歩道、芝地ときれいに整備された公園からは、

ローテンブルグを取り囲む谷の風景と、

城壁に囲まれたこの街の遠景も俯瞰することができます。







公園にての風景。







みんなこの街の遠景に夢中です。





城壁に囲まれるこの街を眺めていれば、

どうせなら城壁の上を一周してみようと思い立ち、

城壁内の通路へと登る階段を登ってみました。

1周で大体2キロほどのローテンブルグ周回ツアースタートです。

ツアー参加者は現在非モテ系1人。





・・・





今日も孤独というルートをテクテクと歩きつつ、(←※アチャー)







ずっと城壁は続きます。







通路はこんな感じ。







お、向こうに城門の塔が見えてきましたよ。







城門の塔の向こうにもひたすらに続く道






ほとんど誰ともすれ違わなかったことに、

やっぱり俺のおもしろいと思うことは普通とずれてるのかなーと悩みつつ、

1時間ほど歩いたところでスタート地点に帰着。

いったん部屋に戻るべく、再び中心街を歩き出したのでした。







「魔女の宅急便」のキキが働いていそうなパン屋。







夕日を浴びるマルクス塔





しばし歩いて再び部屋に到着。

相変わらずいい部屋だなーと思いつつ、しばし休息タイムです。





・・・





午後7時過ぎ、そろそろお腹も空いたので部屋を出発。

しばし街を歩いてめぼしいお店を物色したところで、

なかなか雰囲気のよさそうな料理店へと入ってみました。

もう男独りでレストランなんて俺的には余裕ですよ、見た目には。





・・・





で(泣)(←※実は必死)





というわけで周囲がほとんどグループ客なことには目をつぶりつつ、

せっかくドイツにいるわけだから、当然注文したのは、







ソーセージとビール(←※基本)





いやー、本場のビール(゚Д゚)ウマー、ソーセージも(゚Д゚)ウマー、

お値段がかなり割安なことにも感謝しつつ、

他にもスープにサラダにパンにと食った食った食った、

ビールも1リットル近く飲んだような気がしつつ、

大満足して再び部屋へ帰るべく、夜の街へと足を踏み出したのでした。





夜のローテンベルグの街、

観光客の姿も消えた夜の街並みを酔いに任せて何枚か撮ってみました。







人通りの無い夜のマルクス塔近辺







ホテルの看板が煌々と







おもちゃ屋のショーウィンドウ





店が営業を終えると完全に人波が途絶え、街は夜を迎えます。

ほとんど人通りも無い街並みですが、

俺的にはむしろその美しさは夜の方が際立っているように感じつつ、

でもやっぱりほとんど人の気配が無いので

自分が面白いと思うものの方向性を再度疑いつつ、

独り寂しくトボトボと部屋に戻ったのでした。





さーてと、荷物の整理を終えたら今日も独り晩酌だ。(←※日課)

明日は大移動だなーと思いつつ、今日こまでです。



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