〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2007年03月04日(日)    ヴェルサイユ行ってみよう

パリにはすごい、どうもこんばんは、伯耕です。




さてさて、パリ3日目です。

昨日は一日たぶん12キロくらい歩いてパリ市内を観光、

非モテ系につきショッピングとかいう楽しそうなイベントは皆無なので、

今日から2日間はパリ郊外の名所を探訪する予定であります。

え、名所探訪も彼女と一緒の方が楽しいって?

そういう当たり前のことを突っ込むのはこの日記における禁忌です。





・・・





で(泣)(←※そして今日も独り)





というわけで今日は午前7時過ぎに起床。

シャワー浴びて着替えて準備を整えたところでホテルを出発です。

地下鉄に乗ってまず向かったのは国鉄モンパルナス駅、

ここでいよいよ我がEurail Grobal Passをvalidationして、

普通列車に揺られること約30分、某駅にて下車し、





駅前の道をテクテクと歩いていけば大通りに合流、





そしてその大通りを西へと向かって歩いていけば、







ヴェルサイユ宮殿キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!





・・・





・・・





てか、





でかすぎだろ。(←※カメラに入りきらず)





そして、







並びすぎだろ。(←※先頭まで300m)





入り口からはるか正門まで続き、そこで折り返して伸びる行列。

しかし行列の長さにしては割と順調に前へと進み、

30分ほど列に並べば列の先頭の荷物チェックコーナーに。

ヨーロッパはセキュリティーが厳しいなーと思いつつ、

荷物チェックも終えて、さて、チケットカウンターに行きましょうか。




俺「すいません、大人1枚ください。」


チ「今日は全館無料となっています。」


俺「無料!?」


チ「はい。」





ななななんと通常13.5ユーロ、

日本円にして2000円ほどの入場料が今日はタダの模様です。

いやー、ラッキーだぜ、この調子で彼女もゲットだぜとテンション上げつつ、

日本語パンフレットもらっていそいそと館内へと突入しました。

ちなみに伯耕も現在、入場料タダの格安セール中だよ(はぁと)。





・・・





で(泣)(←※いまだ入場者ゼロ)





心で泣きながら相変わらず独りのまま、

いよいよ見学ルートに従って、ヴェルサイユ宮殿内に潜入です。







入り口を入ってすぐのところにある礼拝堂。





いきなりの豪華絢爛な内装に圧倒されつつ、

ルートに沿ってオペラ劇場、石像の回廊と歩いていけば、





さあ、ついにやってきました。





ヴェルサイユ最大の見せ場、







鏡の回廊(←※しかし半分工事中)





当時としては高価だった鏡を惜しげもなく使用した豪華絢爛な回廊、

ヴェルサイユ条約の締結の場としても有名なこの回廊ですが、

現在ヴェルサイユ宮殿自体が170年ぶりの大改修工事中

この時期は最大の見せ場である鏡の回廊が半分改修工事中でした。。。

入場料無料ってこのためだったのかなーと思いつつ、





その後もしばし館内を歩き、







王妃の寝室





その他にも皇太子の寝室や名画の廊下などを歩きながら鑑賞。

人知の及ぶ限り、贅の限りを尽くした宮殿を眺めているうちに、

圧倒を通り越してむしろ笑えてさえきます。

知恵と財力の限りを尽くして壮大に無駄なことをしたら、

それが古今随一の芸術になったわけで面白いなーと思いつつ、

1時間ほど館内を歩いたところで出口に到達です。

さて、次はヴェルサイユの真髄とも言われる庭園を見に行ってみましょうか。





まあ、真髄といっても庭ですよ、庭。





ただの庭じゃないですか。





まあちょっとのぞいて見てやろうと思って建物の裏へ回れば、







広っ!!!!!





高台から見下ろしているはずなのに、庭の終わりまで見渡せません。

十字型の大運河と小運河を中心として、

点在する泉、広がる緑の中を幾何学的に道が走り、

整然とした並木道がはるか果てまで続いていきます。

これは庭と言うよりもむしろ壮大な公園、というかむしろ森、

北海道の広大なファームを思わせるその庭は、

ルイ14世自慢の作品、フランス式庭園の最高傑作とのことです。







ふつうに牧場としても使われています。







あまりにも広いのでレンタサイクルをゲット。







対岸は1.5km向こうです。







そしてカップルアチャー





・・・





・・・





で(泣)(←※マジ凹み)







中世を模した3人組登場







あら、雨かしら。






2つのトリアノンも見て周り、

大運河、小運河を自転車で一周したところでレンタサイクルも返却、

4時間ほど滞在したヴェルサイユ宮殿ですがそろそろ後にすることに。

それにしてもやっぱり日本人が多いなーと思いつつ宮殿を出発し、

行きとは駅を変えて、国鉄Versailles-Rive Droite駅に到着しました。





Gare St-Lazzare行きのローカル列車に乗り込みしばし鈍行列車の旅、

しかし電車の中は犯罪多発地帯、常に気をつけていなければいけません。





するとある駅でいかにも怪しそうな男が1人乗車。





こ、これはちょっと気をつけなければ。。。(←※現在俺的警戒度マックス)





ドア付近に陣取ったその男、







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・・・





さすが芸術の都(←※首をかしげながら)




フランスでは普通の光景なのかどうかは結局謎のまま、

20分ほど走ったところで国鉄サン・ラザール駅に到着。

そういえばまだオペラ・ガルニエ界隈はまだ見てなかったなーと、

南へ向かってテクテクとウォーキングスタート。







オペラ交差点から見えるヴァンドーム広場







日曜日のオペラ大通り







本を売るならブックオフ♪(パリ店)






突き当りがオペラ・ガルニエ





いやはや、パリの街並みを歩けば歩くほど、

このあまりにも美しい街並みにただただ感動するばかりです。

大通りはもちろんのこと、細い横道も小さな路地も、

中世の雰囲気を残した建物が立ち並び、

カメラを取り出せば必ず絵になる光景に撮影枚数は増えるばかり。

まさにパリは街全体が壮大な美術館であり、

人々が美術館の中で生活する街なのだと改めて実感したのでした。

いやー、パリはいいなあ、新婚旅行はまたパリに来たいなー。





・・・





で(泣)(←※言って後悔)





その後どうせモテないのでカフェでしばし時間をつぶし、

そろそろ時刻は午後6時過ぎ、なかなかお腹も減ってきました。





というわけで、





ラーメンだぁ。





2年前のトロントに引き続き、海外ラーメン体験2度目はパリ。

ここオペラ大通りは別名・日本通りとも呼ばれる大通り、

日本企業や日本関連の店が数多く立ち並ぶ、いわばパリの日本だとのこと。

日本料理店、ラーメン店も何軒か点在するオペラ界隈ですが、

今回訪れたのはその中でも味に定評があると言われる「来々軒」

非常にラーメン屋らしい店名に期待しつつ、

「中華料理」の暖簾をくぐって店内に入ってみました。





店「いらっしゃいませー。」





おお、普通に日本語や。。。





最近噂になっている大陸系や半島系の方々が運営する

「なんちゃって日本料理」店ではなく、

日本人が調理運営するれっきとしたラーメン店。

と言いながら中華料理店を日本人が経営することには文句はないわけで、

食とはエゴイズムだなと独りで納得しながら注文を待つことしばし。





数分後、ようやく完成し、手元にやってきました。







四川味噌ラーメン(※8ユーロ)





早速いただいてみましょう。





・・・





・・・





てか普通に旨い。(←※ビックリ)





海外のラーメンは食材入手の難もあるためか、

日本のラーメンに比べると味が落ちるイメージがあったのですが、

ここのラーメンはそんなことなく普通に旨い、

ってか一乗寺などラーメン激戦区でも十分通用する旨さです。

味噌はかなりあっさりめ、しかし生姜の香りと唐辛子の辛味、

さらにミンチ肉の旨みが合わさって繊細ながら非常に旨いスープ。

麺は日本のものとはちょっと印象の違う、

ラーメンの麺ではあるけれど春雨っぽい感じも漂う不思議な麺。

しかしこれがスープと絡んで、さらにモヤシと一緒に食うと(゚Д゚)ウマー。

さすがは食の都パリだぜよと感心しつつ、

ついでに注文したチンジャオロースがすっげー旨いことに感動しつつ、

大満足してお店を後にしたのでした。旨かった。。。





その後、日も暮れてきたので夜のパリを歩いてみることに。







ダニエル・ビュランのオブジェ@パレ・ロワイヤル







パレ・ロワイヤル庭園の噴水







ホテル・ルーブル前のカフェテラス







ライトアップされたボン・ヌフ橋と最高裁判所







光に照らされるコンシェルジュリー








セーヌ川からアンヴァリッドとエッフェル塔を望む





・・・





・・・





地下鉄の駅に到着し、地下にもぐってしまうのが惜しい、

歩くたびに、時刻が変わるたびに新たな美しさを見せるパリに感動しつつ、

Chatelet駅からメトロ4番先に乗り、

ホテル最寄り駅のGare de l'Est駅へと戻ってきたのでありました。

近くの商店でパンとバナナとビールを買ってホテルへと帰着。





さーてと、明日はパリ郊外観光第2弾、

往復12時間掛けてちょっと頑張ってきます。今日はここまで。



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