〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

MAIL。 ほーむ。 雑談BBS。受験ネタBBS。伯耕ぷろふぃーる。


きのう いちらん あした
2006年05月21日(日)    上を向いて歩こう、緑。

自称アクティブ非モテ系の伯耕です。どうもこんばんは。



一目ぼれした場所、というのがあります。

国外に目を向ければそれこそ訪れたい場所は山ほどありますが、

さすがに国外に出るのは時間的にもお金的にも少々大変、

そんな中、国内にもテレビで映像を見た瞬間に惚れ込んだ場所がいくつかあり、

大学生のうちに訪れることができたらなあと常日頃思っていました。

特に高原の雰囲気が大好きな俺としては、

尾瀬南アルプス千畳敷、そして上高地は永遠の憧れスポットです。





さてさて、今日は待ちに待った日曜日。

せっかく飛騨高山に実習に来たわけだし、ちょっと遠出しましょうかと。

そんなわけで朝7時に起きてコンビニおにぎりで腹を満たし、

7時半、着替えて宿舎を出発、JR高山駅に向かい、




ここからバスに乗り込み、向かった先は




上高地




さあ、ついに永遠の憧れスポットを訪れる機会がやってきました。

先日高山駅で、駅から上高地までの直通バスの存在を発見、

時間にして何とたったの1時間20分ということで、




もうこれは行くしかありませんよね!





独りで。(←※お約束)





・・・




の、残りの2つのスポットは誰かと行きたいものだと思いつつ(泣)、

朝8時20分、濃飛バス、高山発・上高地行きに乗り込みました。




ガラガラの大型バスはしばらくは高山市内を走り、




峠を越えてなだらかな農村地帯へ。




曲がりくねった道を進みながら再び山の中へと分け入っていきます。




数え切れないほどの山を越えたところで、




ついに目の前には切り立った穂高連峰の山並みが。




ほおのき平、平湯温泉で一度停車し、




バスは国境を越える安房トンネル(※約4,500m)へと突入します。




飛騨の国からトンネルを越えればそこはもう信濃の国、




さらに森林の中の曲がりくねった狭い道を進むことしばし、




午前9時40分、バスは無事に上高地バスターミナルに到着しました。

バスを降りればすぐに感じる涼しさもさすがは標高1000mを越える高原、

環境保全のために厳しいマイカー規制が敷かれ、

ここに到着できるのはバスとタクシーのみとのこと。

森林の向こうにそびえる穂高連峰の大パノラマが素晴らしい、

日本屈指の景観スポット、念願叶ってついに足を踏み入れました。



ハイキングならひとつ前の大正池バス停からの方がよいとのことで、

再び今来た道をバスで大正池バス停まで。

下車したところで梓川の河原に下り、いざ散策スタート!




てか、




すげー景色!!!(←※ただ今感動中)




はるか向こうには雪を残しつつ圧倒的な威容でそびえたつ穂高連峰、

湿原の奥から流れる梓川の急流は激しい水音を立てながら、

深みを湛えながら時には水しぶきを上げて目の前を通り過ぎていきます。

河口付近でゆっくりと海に向かって流れ行くのを老年期の川とすれば、

汚れなき湿原地帯をまるで流れ急ぐかのように流れ去ってゆく梓川は

まさしく青年期の川といえるかもしれません。






絵に描いたような景色を





絵に描いたような景色を描くことの妙を味わいつつ、

記念写真を撮ってもらおうとしばし周りを見渡していたところ、




「すいませんーん。シャッター押してもらえますか?」




見てみればなかなか可愛らしい女の子4人組

ええ、もうシャッターなんか喜んで押しちゃいますよ。

てかむしろ一緒に写ってもいいですか?




・・・





で(泣)(←※イター)





俺も1人だけの記念写真のシャッターを押していただきつつ、

しばし河原付近を散策し、遊歩道方面へと足を向けたのでした。

てか初っ端からかなり現実の厳しさを認識させられた気がするんですが。




・・・




そんなわけで大正池に沿って走る遊歩道を歩き始めました。

湿地帯の上に掛けられた木道を足元に気をつけながら進んでいきます。

途中のちょっとした光景や小鳥のさえずりなどにも心を癒されつつ、

1時間ほどかけて3キロほどの遊歩道を歩けば、

上高地の代表的スポット、河童橋へ到着しました。

遠目から眺めてみれば確かにガイドブックによく掲載される風景そのままです。




ガイドブックに載っていた「レストラン小梨」でカレーライスを頂き、

河童橋の写真を撮ったりしながらちょっと一休み。

時刻はちょうど正午、さてさて、今からどうしましょうか。



ちょっと目の前を見てみれば、




立て札「明神池まで3.5キロ」




・・・




・・・




どうせモテないし、行ってみるか。。。(←※被害妄想)




そんなわけで聖域・明神池までの散策路をテクテクと歩き出したのでした。

アマチュアカメラマン達が目立つのも納得できる素晴らしい光景です。






集中して・・・





なかなか長い長い明神池までの道のり、

川音から時には遠ざかり、そして時には近づきながら

森の中やら湿原の上やら砂利道やらをひたすらに歩き歩き、

対向する何十人ものハイカーさんたちと挨拶を交わしつつ、

40分ほど歩いたところでようやく明神池入り口に到着。

ここからは穂高神社奥宮の聖域ということで、

木立の中にそびえる大鳥居をくぐって、池方面へと向かいました。




まずは穂高神社奥宮へとお参り。

そして神社にお参りしたら当然のように、




おみくじだぁ(←※大好きな人)




150円を支払って取った札をワクワクと開いてみれば、




・・・




・・・




末吉。(←※中途半端な結末)




いやいや、見なければならないのはもちろん恋愛運ですよ!

穂高神社の神様は伯耕の恋愛運をどう見るか!!!







↑エンピツ投票ボタン。押すと続きが読めるよ。(投票結果)




・・・





絶対に大丈夫です(泣)。(←※スタートできてない人)





そんなわけで悲しみの顔を神秘の池・明神池に映し出しながら、

しばし池端でウーロン茶飲みながら一休みし、

梓川対岸の遊歩道を再び河童橋へ向けてテクテク歩き始めたのでした。




しばし考え事をしながら歩くこと40分、

疲れると目線がついつい足元に行ってしまいがちですが、

息が上がってきたときもふと視線を上に向けてみれば、

なかなか気持ちもよく、新鮮な景色に目を奪われることもあるものです。

大変な時、しんどい時こそ上を向いて歩こうと思いつつ、

再び3.5キロの道のりを歩いて河童橋まで戻ってきました。

気がついてみればここまででもう10キロ近く歩いているわけで、

さすがに足に疲労が溜まってきた感じ、今日は随分歩きました。。。




河童橋からバスターミナルまで戻れば、

ちょうど午後1時50分発・平湯温泉行きのバスが発車するところ。

いっそいでバスに飛び乗り、上高地とはこれでお別れです。

惚れ込んだだけのことはあった、本当に素晴らしい場所でした。

いつの日になるか分かりませんが、

また機会があったら是非歩きに来ようと思います。




先ほど来た道をバスで戻ること25分、




安房トンネルを再び抜ければそこは飛騨の国、




そして次の予定はもちろん、





温泉だぁ。(←※温泉大好き日本人)





到着したのは奥飛騨温泉郷では最も古いと言われる平湯温泉

秘湯マニアの俺としてはここでもなるべく秘湯に入ろうと決意し、

バスターミナルからテクテクと山へ向かって歩き始めました。

途中の郷土料理屋にて「からしみそそば」なる料理でカロリー補充。、

店員さんがかわいかったこともあって元気百倍アンパンマンです。

気がつけばアンパンマンは愛と勇気だけが友達なんですか。

愛がどうしても友達になってくれないんですがどうしたらいいですか?




・・・



・・・




ズガーン(←※伯耕にアンパンチ)




常に心で「バイバイキ〜ン」と唱えつつ(泣)、

テクテクと道を山の方へ山の方へと登っていきます。

冬季閉鎖のバリケードを超え、さらに山の方へ。

本当にこの道で合ってるのかと疑問を感じ始めたあたりで

ようやく温泉までの案内標識を発見、

先ほど通った安房トンネル入り口の下をくぐって、

狭い九十九折の山道を時折車に追い越されつつ登っていきます。

てか男独り、ビジネスバッグ持って登山してる俺絶対浮いてる。。。




かなり息が上がってきたところでようやく目的地に到着、

本日訪れたのは平湯でも最も高い場所に位置する「神の湯」です。

入湯料500円を支払って、さーてと、温泉じゃ温泉じゃ。




というわけで露天風呂。




・・・




・・・





極楽だー。。。。。





見上げれば手付かずの森林の上に広がる雲ひとつない青い空。

そしてその空に向かって湯気が立ち上がっては消えていきます。

随分歩いて頑張ってここまで来て本当によかったと思える心地よさ、

すぐ隣を流れる渓谷の水音を聞きながらしばし癒されタイムです。

ちょっと熱めのお湯で先ほどまでのウォーキングの疲れを癒しつつ、

やっぱり温泉はいいものだと心から思った伯耕なのでした。




20分ほど温泉を楽しんだところで神の湯を出発。




今度は先ほど来た山道を下り、また街へ向けて歩き出したところで、





温泉だぁ。(←※本日2回目)





今度は平湯民族館に併設された「平湯の湯」へ。

藁葺き屋根の家と、合掌造りの民家の奥にある穴場的温泉であります。




更衣室で服を脱ぎ、いざ露天風呂へと出てみれば、




・・・





誰もいねー。(←※ラッキー)





というわけで山並みを望む露天風呂を独り占め。

誰もいないとなったらこっそり泳いでみちゃったりするのも人情です。

平泳ぎだー、クロールだー、そしてバタフライだー。(←※現在26歳)

先ほどの神の湯よりはちょっとぬる目の露天風呂、

俺独りの完全貸しきり状態で心ゆくまで楽しんだのでありました。




十分温泉を楽しんだところで温泉を後にして、

平湯神社に参拝、しっかりと願い事を念じたところで、

神社を出発し、しばし歩いて再び平湯バスターミナルへと戻ってきました。




バスターミナルまで戻ればちょうど午後5時15分初の高山行きの出発時間。

先ほど買っておいた乗車券を見せてバスに乗車、

楽しんだ平湯温泉を後にし、あとは高山へと戻るのみです。

ちょっと疲れましたが高山での休日、俺的にはかなり楽しめました。

この勢いで明日からの実習も頑張りたいものです。

当然のようにバスの中ではアホ面晒しながら完全爆睡モード。。。




・・・




そして午後5時45分、無事に高山に戻ってきました。

男独りの休日としてはそれなりに頑張ったと思いつつ、

ちょっと街中をブラブラして、宿舎に戻ってしばし布団の上でグデっ。




そして1時間ほど立ち、なかなかお腹も空いたところで、





ラーメンだぁ。(←※お約束)





本日訪れたのは鍛冶橋近くにある老舗のラーメン店「桔梗屋」

昭和26年創業、以来50年以上変わらぬ味を提供し続けているということは、

京都で例えれば「ますたに」のようなものか?

何はともあれ高山ラーメンの原点を探るためにも必食のお店です。

なかなかうらびれた伝統的な歓楽街の中にお店を発見、

暖簾をくぐってお店の中へと入りました。




カウンター席に座り、基本の「ラーメン並」を注文、

頂いたラーメンは高山ラーメンの伝統ともいえるあっさり系の一品でした。

単なるあっさり系では中華料理屋のラーメンと大差ないものになってしまいがちですが、

ここのラーメンは煮干の旨みを感じるなかなか仕事きっちりな一杯。

毎日食べても飽きないような、素直に旨いラーメンです。

売れ線ラーメンのようなインパクトはないかもしれませんが、

確かに50年以上愛されるラーメンたるのもうなずける、

なかなか奥の深いラーメンだったというのが俺の印象です。




なかなか腹も満たしたところで再びテクテク歩いて宿舎へ。





・・・




・・・




何もない宿舎って、





本当に寂しいですよね!!!





旅自体はなかなか楽しかったものの、

こういう無駄なアクティブさはやっぱり女性受けしないのかなあと思いつつ、

飛騨の地ビールを飲みながら今日はここまでです。





↑エンピツ投票ボタン。ただいま読者様大募集中です☆。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

よろしかったら附属掲示板に感想などカキコいただけたら幸いです。

メールもお暇なら遠慮せずに気軽に送ってやってください。

多忙につき返信は遅れるかもしれませんが、全部大切に読ませてもらっています☆。


HPランキングに参加してみました。

下の「大学生部門」をクリックしていただけると現在順位がわかります。


きのう いちらん あした



Design by shie*DeliEro
thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for photo→M3
網嚢(※別窓)→入口はウィンスロー孔