diary/column “mayuge の視点
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発見、韓国不思議の酒

 バンクーバーにはたくさんのアジア人が住んでいる。

 中国、韓国、フィリピン、マレーシア、イランなどなど。もちろん日本人もそれなりにいる。カナダ自体がそもそも移民の国だし、各国から移民してきた人たちがそれぞれ大きなコミュニティーをつくって暮らしている。

 となると当然、各国のお国料理を食べさせる店ができる。なかでもハマったのがコリアンだった。白いご飯が食べられるのは、日本食かコリアンぐらいだというのもあった。

 日本で韓国料理というと、すぐに焼肉という発想になるが、向こうで知ったのは、それ以外の料理がまた絶品だということ。

 またコリアン行きたいな。そんな思いがあったので、連れと赤坂へ乗り込んだ。ヘムルパジョン、チャプチェ、懐かしかった。

 そこでもう一つ発見があった。それは韓国のどぶろく、「マッコリ」だ。白濁したその様子は、ヤクルト飲料のよう。口に含むと、これがたしかにヨーグルトのような味がする。「マッコリは足にくる」といわれるほど強い酒らしいのだが、ほとんどアルコールは感じない。進む。ガンガン飲めてしまうのだ。

 「小」のほうを頼んだのだが、それでも五百ミリリットルはある。ペットボトルを想像してもらえばわかりやすいが、結構な量である。気がつけば、それを一人で「完飲」してしまった。

 直後の千鳥足と翌日の頭痛は覚悟していた。しかし。まったく「後遺症」はない。翌朝など、いつもよりスッキリ目覚めたくらいだ。

 やばい。見つけちゃったカモ……。


2004年01月18日(日)

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