diary/column “mayuge の視点
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古き良き時代よ、永遠なれ

「♪I was born to love you
  With every single beat of my heart
  Yes, I was born to take care of you
  Every single day of my life…」

 フレディ・マーキュリーの抜けるような歌声が耳に残るフジ月9の新番組、『プライド』がスタート。このドラマ、アイスホッケーが取り上げられているということで、さっそく初回を見てみた。

 実は最近、僕は「ホッケー好き」を気取っている。以前滞在したカナダではアイスホッケーが盛んで、僕も2度ほど体験ホッケー教室に参加したりもしたものだ。そんなこともあって、木村拓哉がリンクを颯爽と滑っている様には「なかなかやるじゃん」などと思い、市川染五郎の屁っぴり腰を見れば「おいおいそうじゃねえだろう」などとエラそうに口走っているわけである。

 さてさて初回の感想。思ったのはまず、月9枠にふさわしくキャスティングが豪華だということ。加えて大多亮プロデュース、野島伸司脚本ということで、フジとしては絶対にコケられないだろうなということ。そのわりには「どうなの、コレ?」という印象であったこと。あくまで若者の恋愛&友情ドラマとして見るべきであること(ホッケー物語ではない)。相変わらず木村拓哉はドラマのなかでも「木村拓哉」であるということ。そして23歳の竹内結子はとてもまぶしかったということ。

 もう一つ気になったのは木村演じる里中ハルが言ったセリフ、「古き良き時代の女」。遊び好きではなさそう。固そう。彼氏がいたら浮気なんてしなさそう。でも情がありそう。気持ちがやさしそう。恋愛では不器用そう……。想像するにそんな女性なのかと思う。そうではない女性が多くはびこる昨今、なんとも含蓄のあるコンセプトだ。実はこれ、「我が意を得たり」だったりして。

 今後のキーワードとして注目である。

2004年01月15日(木)

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