DOTFAMILYの平和な日々
DiaryINDEX|past|will
今日は「愚息の態度が悪化した」に対する訂正です。
実は、愚息の態度は全然悪化していない。彼が変わったのではない。彼は以前からそのまんま、全面的に自分を出して暮らしている。変わったのは・・・私の認識の方である。というか・・・う〜ん、説明が難しいな。
ほら、私って親馬鹿じゃないですか。愚息の本当の姿を見ようと心がけてはいるのだが、どうしても私の希望が入ってしまって、レースに金銀ちりばめた幕が目にかかってしまうのだ。
彼は以前から勉強は嫌いだと宣言しているし、大学に進学する意味も全く見出していない。目指すはひたすらプロレスラーである。高校を卒業したらバイトをしながらプロレスラーになる修行をしたいというのが彼の望みらしい。
私は学歴をそれほど重んじていないし、頭の良さで人間の良し悪しを判断するタイプではない。世間からどう思われようと、自分の行きたい道を進むのが一番幸せだと思っている。それでも、3流でも4流でもいいから、大学は出て欲しいと思ってしまうのである。何故だろう?思いつく理由は二つ。
一つは、私が大学時代、余りに楽しい思いをしたこと。こういう楽しい思いは愚息にも味あわせてあげたい!
私だって明確な目的があって大学へ行った訳ではない。では何故大学へ行ったのか?育った環境である。それがもう一つの理由。私も兄も頭も成績も悪かったのだが、何しろ子供の頃からまるで大学までが義務教育と言わんばかりの環境で育ってしまったのだ。親戚一同、大学を出てない人は一人もいない。(当たり前だよな、親戚一同教師だもん。)大学に進学するのかしないのか話題になったことなど一度もない。話題になるのは「どこの大学を受けるのか?」である。友人達も同様。世間が狭くて実に恥ずかしい話だが、私は大学に入るまで、18歳以上で大学に行ってない人が知り合いにいなかったのだ。というわけで、何故か大学までが義務教育のような感覚が未だに抜けていない。
この二つが主な理由だと思うのだが、もう一つ付け加えるなら・・・
私の両親の時代、女性で大学へ行く人は少なかった。(ちなみに私の時代でも「女が4年制大学へいくなんてとんでもない!」と考える家庭もまだ残っていた)良家のお嬢様は大学なんかいかないで嫁に行くのである。が、母はお嬢様ではなかった。お嬢様どころか、かなり貧乏だったようである。貧乏な上に面倒をみなければならない妹と弟がいた。そういう人は稼がねばならぬ。稼がねばならぬが、女性に開かれた職場はほとんどない時代。という訳で、彼女は教師になるために大学へ進学した。生きるためである。(生活費まで出してくれる奨学金制度が当時はあったそうだ。)その後彼女は貧乏教師の父と結婚し、その父も大学院進学のために仕事をやめ、彼女は一家を養うために働き続ける羽目になる。そこで彼女は考えた。我が家には子供に残す財産はない。子供に残せるものといったら、教育だけだ!男なら力仕事をしてなんとか暮らしていけるけど、女は頭を使うしかない。ならば教育は必須である。サバイバルのツールである。
これなんだよね、きっと。私も愚息に残してあげる財産なんぞは一銭もない。私が金持ちで、愚息が一生遊んで暮らしているだけの財産を持っていたら、大学へ行け、などとは言わなかっただろう。しかし・・・無い!何も無いのだよ。大学の授業料くらいなら夜なべして稼ごうじゃないか!
とりあえずバイトで生きていくといっても大卒と高卒じゃ選べるバイトも時給も違うのがアメリカ社会。プロレスラー目指してトレーニングするなら、時給の高いバイトを短時間やれればトレーニング時間が増えるじゃないか、と思うのである。どっちみち有名なプロレスラーなんて皆30過ぎじゃないか。(しかも愚息が尊敬するレスラーは皆大卒である。)それまでバイトで食いつなぐなら、割りのよいバイト選べよな。
なぁんて一人で色々考えていたのだが、愚息の方は相変わらずもう面白いくらい勉強しない。ウエブサイトで公開したくなるくらい見事に成績が悪い。大学進学どころか、高校卒業も怪しい、とは以前から薄々気づいていたのだが、認めたくなかった。が、まぁ、色々あって、ついに・・・認めてしまったのだ・・・我が愚息は・・・アホだ・・・う〜む、落ち込む!
ちなみに、私は愚息の大学進学を諦めて落ち込んでいるのではない。これから1年間でアホでも行ける大学を見つけて、アホな愚息を「大学行ってもいいかなぁ」と考えるように仕向ける困難さを考えて落ち込んでいるのである。そして・・・戦いが始まる。
・・・まだだ諦めませんぜ!(勝算ないけどさ)
|