DOTFAMILYの平和な日々
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2004年03月12日(金) 母親はスーパーウーマン

幼児にとって母親は特殊能力を持つスーパーウーマンである。母親に出来ないことはない!という絶対の信頼を持って子供は育っていく。困ったことがあったら振り向けばそこにはいつも母親がいて助けてくれる。

なぁんてこたぁ、子育て中考えたこともなかったですな。そもそも自分が子供だった頃、そんなこと思った記憶すらない。私にとって母親とは・・・まぁ、滅茶苦茶パワフルな人ですが、奇跡を起こしてくれるスーパーウーマンではなかった。で、愚息が私のことをそんな目で見ていたとは思ってもいなかった。知っていたらもっとそれらしく振舞ったのに・・・

私は母親失格だし、人間としてもとても上等な部類には入らない、という自覚があるので、子供の前で格好つけても仕方あるまい、と堂々と不完全人間として振舞って来たつもりなのだが、確かに幼児から見ればスーパーウーマンに見えたかもしれない。お風呂にだって一人で入れるし、マズイとはいえ、取りあえず食事だって作れる。掃除だって洗濯だってしてしまう。しかも、運転して子供を幼稚園にだって連れて行ってあげられるのだ。これをスーパーウーマンと呼ばずしてなんと言う!

ところが、ところが、である。愚息も完全にアホだというわけではないので、成長していくに従って、母親が普通の、イヤ、普通以下の人間であるということがわかってくる。しかし我が愚息の場合、精神的な成長がかなり遅れておるので、気が付くのが遅かった。で、ここ数年でぐんぐんと母親の無能さに気づき始めたのである。

最近愚息の成績が異常に下がり、はっきりいってこのままでは高校卒業は無理であろう、というところまできてしまった。数学が特に悪いので家庭教師をつけようという話をした。が、愚息は家庭教師に習うのはイヤだという。家庭教師を付けなくても、放課後先生がわからない子には教えてくれるのだが、そこへ行くのもイヤだという。

愚息「母さんが教えてくれれば良いじゃないか!」
愚母「あなた、母さんの言うこと全然聞かないから、教えようとしても学ばないじゃない!」
愚息「僕は母さんに教えてほしいの!」
愚母「どうして?!」
愚息「だって・・・だって・・・母さん、以前は全科目、僕に教えてくれたじゃないか!その頃、僕成績良かったよね。それが、英語を教えてくれなくなり、理科も社会もだんだん教えてくれなくなったじゃない。」
愚母「それは教えてあげたくないんじゃなくて、教えてあげられないの!母さんがわからないの!」
(高校の教科書、英語で読めるわきゃねぇだろうが!)
愚息「うん・・・だからね、母さんが僕に教えてくれることができるのって、数学しか残ってないじゃないか!数学まで母さんが教えてくれなくなったら・・・母さんって、何もできない人になるじゃないか!僕、そんなのイヤなの!」

と言って涙ぐむのである。

愚息は泣いたことがない。というのは大袈裟だが、彼は赤ん坊の頃からほとんど泣かない子だった。どんなに叱られても歯をくいしばって耐えるような可愛げ気のないガキだったのだ。そんな愚息が涙ぐんで訴える。・・・仕方ない、もうしばらくスーパーウーマンの振りをしてやるか。

しかし・・・涙ながらに「お前は無能だ!」と言われるのもなんだかなぁ。私だって落ち込むぜ!


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