DOTFAMILYの平和な日々
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5月5日は子供の日だ。が、南カリフォルニアに住む日系3世以下の子達が5月5日と聞いて思い浮かべるのは子供の日ではない。メキシコの祭日、シンコ・デ・マイヨなのである。
ところで、シンコ・デ・マイヨって一体なんじゃ?日本語に訳すとそのものズバリ、5月5日ですな。アメリカの独立記念日のことをForth of Julyと言って、Independence Dayという人が少ないのと同じなのだろう。が、シンコ・デ・マイヨ(スペルを知らないのでカタカナで失礼)はメキシコの独立記念日ではない。独立記念日(あるいは建国記念日)は別にある。独立前にメキシコがフランス(だったっけ?)と戦って勝った日とかなんとか聞いたことがあるが、定かではない。戦争に勝った記念日ではあるようだ。が、それで独立したわけでもないのに、何故そういうのが祭日になるのかわからない。メキシコでも同じようにお祝いをしているのかどうかも知らない。
さて、愚息が通っている高校はメキシカンが多い。メキシカンと言っても3世、4世、あるいは5世と英語しかしゃべれないメキシカンがほとんどだと思う。でもまぁ、お祭りが好きな国民ではあるし(ってメキシカンが?アメリカ人が?日本人も祭りは好きだし・・・どこの国の人もお祭りって好きなんじゃないですかねぇ。)、当日は「馬鹿でかい帽子かぶって毛布に穴あけたのを着て来た」(愚息の言葉そのまんま)生徒が何人かいたそうである。
高校の中庭には国旗(あるいは校旗)を掲げるためのポールが立っている。普段は旗は揚げてないそうである。前庭にもポールはあるのだが、こちらの方は毎日前を通っているはずなのに国旗が揚がっているかどうか覚えていない。で、昼休、中庭にあるポールに生徒の一人がコソコソと忍び寄り、素早くメキシコの国旗を掲げてしまったそうである。もちろん校則違反行為だが、メキシコ系だけでなく、かなりの生徒に受けたらしい。
校則違反であるから、セキュリティ(警備員ですね、構内には常時最低二人はいます。)が飛んで来てすぐに下ろしたらしい。で、揚げた生徒は当然叱られた。が、校長室へ送られたのではなく、その場でセキュリティに怒鳴られただけで終わったそうだ。害のない違反なのだから、そんなものだろう。そしてセキュリティは速やかにメキシコの国旗を降ろした。
セキュリティはかなり怒っていたらしいのだが(高校で1日中警備してたら怒りっぽくもなるわな)、国旗を降ろす時は決して急がず、下ろした国旗は丁寧にたたんで没収。(多分放課後返して貰える。)怒っていても国旗に対する敬意というのは忘れないようである。・・・流石アメリカだな。
アメリカの国旗は一度ちょっとでも地面に触るとリタイアさせなければならない。つまり、もう使えない。丁寧に葬ってやらなければならないらしい。国旗の扱い方はとても厳しい。道端で皆がパタパタ振る小さな国旗であっても同じ。どうやって葬るのかは残念ながら知らない。
今年のアカデミー賞受賞式に、アメリカの国旗がデザインされたドレスを着て来た女優さんがいた。戦争中でもあることだし、愛国心を示すためのドレスであると思われたが、裾が長くて引きずっていた。彼女は、「国旗を引きずるとは何事か!」とかなり非難された。・・・御咎めはなかったみたいですけどね。
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