DOTFAMILYの平和な日々
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2002年06月01日(土) 今時の若者3:日系編

今時の若者、最終回

日系人と言っても剣道をやっている子くらいしか知らないのだが・・・
彼らのほとんどは日本語をしゃべる。
が、その日本語は実につたない。

多分、彼らは英語で話す時は憎たらしい言葉を使っているのだろう。
が、私に対してはつたない日本語で一生懸命話してくれる。
私が英語ができないだろう、との思いやりである。
(子供と交わす程度の英語なら出来ると思うんだけどな・・・実際、愚息のアメリカ人の友人達とは英語でしゃべるわけだから)
いかにも日本語下手!という子でも、ゆっくりと考えながら一生懸命日本語を使って話してくれる。
彼らはとても優しい。
つたない言葉が彼らを一層優しく見せる。

彼らは敬語が使えない。
(本人は使っているつもりかもしれないけど・・・失礼)
「召し上がりますか?」と言わなければならないところを「食べますか?」と言う。
「おっしゃってました。」は「言ってました。」になる。
けれど、決して大人に大して「食べる?」とか「言ってた。」とは言わない。
必ず丁寧語を使う。
使い方を間違えることも多いが、それでも丁寧語を使おうと努力している。
「お願いします。」「ありがとうございます。」「ごめんなさい。」は、はっきりと言う。
しかも些細なことに対してもきちんと言う。
すれ違えば必ず挨拶をする。

高校生の男の子達が5、6人集まってなにかよからぬことを話している風である。
実にむさ苦しい。
というか一見、恐い。
身体はデカイし、ズボンは引きずってるし、髪は染めてるし・・・
そういう連中のそばを通りかかると、皆が「こんにちは!」「こんばんは!」と爽やかに挨拶をしてくる。

わぁ〜お、と感心してしまうのが、彼らがアメリカ人と挨拶を交わすのを見る時である。
初めての人に会った時、相手が大人であっても名を名乗って握手をする。
相手から握手のための手を出されるのを待つこともなく、自分から手を出す。
中学生、高校生の癖して、その態度の堂々としていること。
しかも実に自然である。
もじもじする、などということは絶対にない。
(相手が同じ年頃の子の場合は、握手でなく他の動作のこともある。
動作は相手によって変わる。
その基準は・・・不明)
そして、しばらく挨拶程度の軽い会話をする。
う〜む、やっぱり彼らはアメリカ人なのだなぁ。

今時の若者は・・というセリフは何百年も前から言われている。
その後には必ずネガティブな言葉が続く。
でも、今時の若者、頑張ってるじゃないか!と私は思う。
駐在員の子供達も、留学生達も、日系人達も、それぞれに一生懸命やっている。
嫌な事件が増える一方の世の中ではあるが、彼らと話すチャンスがある度に、「将来は明るい!」と感じる。

頑張っている若者達がいる。
礼儀正しい若者達がいる。
思いやりがある優しい若者達がいる。

それに対して、大人にがっかりさせられることの多いこと!
(人の振り見て我が振り直さなくっちゃ!)


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