2004年10月28日(木) |
『惑星「犬」。』 地球の侵略が順調に進んでいるか調査に訪れた1匹の宇宙犬と孤独な少年のハートフルな(笑)毒のない平和なコメディ♪ |
『惑星「犬」。』【GOOD BOY! (いい子だ、よしよし)】2003年・米 監督: ジョン・ロバート・ホフマン 原作: ジーク・リチャードソン 脚本: ジョン・ロバート・ホフマン/ジーク・リチャードソン 撮影: ジェームズ・グレノン 音楽: マーク・マザースボウ 出演:モリー・シャノン リーアム・エイケン ケヴィン・ニーロン 犬の声: マシュー・ブロデリック デルタ・バーク ドナルド・フェイソン チーチ・マリン ブリタニー・マーフィ ヴァネッサ・レッドグレーヴ カール・ライナー
小学生のオーウェン少年は両親の趣味(引っ越し)のおかげで 親友もできず、近所の体格のいい元気なやんちゃ坊主たちに いじめられてばかり・・・。
でも、オーウェンは夢の達成のために今日もアルバイト(近所の犬たちの散歩)に精を出す。大好きな犬だもの、糞の始末だって平気だ。
夢とは、犬を飼う許可をもらうこと!アルバイトがきちんと続けられたら、保健所で犬をもらってくることを両親と約束していたのだ。
いよいよ、約束の日がきて、オーウェンは愛犬との出逢いに胸を躍らせていた。
そこへ、空からちっこい宇宙船がドーン。 不時着した円盤から這い出てきたのは1匹のテリア・・・。 うろついているところを捕まり保健所行き。
オーウェンは、態度の悪い犬はもらい手がなく安楽死だと聞き、 いたたまれずにさきほどのテリアをもらういうけ、ハブルと名付け家族の一員に迎えた。
夜更け。 こっそり抜け出すハブルに気づいたオーウェンは後をつけると、 宇宙船が・・・・・・。 なんか交信してるし・・・。
近づいたオーウェンは交信機に感電し、犬語がわかるようになってしまったぁ!!
落ち込むハブル。 人間に事情がバレたらいかんらしいのだ。
ハブルが地球にやってきた理由とはこうだ。 数千年前、シリウス(おおいぬ座が・・)から地球征服のために 犬はやってきた。 いいかげん人間どもを飼い慣らしたかどうか調査するために、 女王陛下がエージェントのハブルを遣わした、ってことらしい。
犬が人間に飼われているなんて陛下にバレたら、全犬、シリウスに送還され再教育だという。
・・・地球から犬が消えるなんて・・。耐えられない!
オーウェンは犬たちを通じて友達になった女のコと一緒に、 作戦を練るのだが、所詮、子供の浅知恵。 オーウェンの両親はまた急に引っ越すと言い出すし、女王陛下はいつ来るかわからないし・・・・。
犬は地球から消えてしまうのか!?
「キャッツ&ドッグス」のような奇想天外なSFタッチの作品ではありません。CGではなく、調教された賢いワンちゃんたちの演技を堪能できる作品ですw
犬、友達少ない華奢な少年、ときたら、大真面目な名作に 「マイ・ドッグ・スキップ」などがありますね。 実にすばらしい映画なので、未見の方は是非(゚ー゚*)
「惑星「犬」。」はおもいっきりコメディーです。 個性豊かなワンちゃんたちの喋りや仕草が笑えるし、 オーウェン少年が、これまた可愛いコなんです。
ジョン・キューザックが小学生の頃はこんな顔だったんじゃないかと思うような雰囲気(彼のデビューはもっと後(23歳)なので子役時代はありません、「スタンド・バイ・ミー」で26歳だけど高校生役でした)。
男性陣にはよほど犬好きでないかぎりおすすめ作品ではありませんが、可愛い子役、可愛い犬たち、明るく陽気な世界、 可愛いものが好きな女性や、小学生くらいまでのお子さんのいる ご家庭でご家族に観るのにうってつけだと思いますよ。
DVDの特典も、調教プちレッスンなども収録されており、 なかなか楽しめます。
女王陛下がなかなか威厳がおありなんですが、 側近の犬がうさんくさくてかなり笑えました・・・。
ちゃちぃ空飛ぶ円盤も、C級SF好きのハートをキャッチ(笑)
できたら、1シーンだけでも犬しかいない惑星が観たかったけども。
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