お茶の間 de 映画
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2004年09月16日(木) 「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」アクションはパワーダウンだが、新キャラの魅力で楽しめる。復讐のギターが火を噴くゼ!

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード【ONCE UPON A TIME IN MEXICO】2003年・メキシコ=アメリカ
監督・脚本・撮影・編集・音楽: ロバート・ロドリゲス 

 
俳優:アントニオ・バンデラス(伝説のガンマン、ギター三兄弟♪その1 エル・マリアッチ)
  ジョニー・デップ(悪徳CIA捜査官、ジュリアン・サンズ)
  サルマ・ハエック(エルの今は亡き恋人、カロリーナ)
  ウィレム・デフォー(麻薬王、バリリョ)
  チーチ・マリン(情報屋、ベリーニ)
  ダニー・トレホ(裏切りのボディーガード、ククイ)
  エンリケ・イグレシアス(ギター三兄弟♪2 ロレンソ)
  マルコ・レオナルディ(ギター三兄弟♪3 フィデオ)
  ルーベン・ブラデズ(元FBI捜査官、ラミレス)
ミッキー・ローク(チワワ男w バリリョの側近、ビリー)
  エヴァ・メンデス(バリリョの娘、メキシコ警察に潜伏、アヘドレス)

ストーリー用ライン


乾いた砂が吹きすさぶメキシコ。
酒場でCIA捜査官のサンズが、豚肉とライム・テキーラをつまみに情報屋ベリーニからある男の話を聞きだしている。

その男とは、今や伝説のガンマン、エル・マリアッチ。
1人で2つの町を消し去った男。
麻薬組織と深い繋がりを持つ宿敵マルケス将軍の財源を壊滅させ、
愛人だったカロリーナの心まで奪ったエルを、マルケスは許さなかった。
カロリーナは幼い子供とともに射殺され、エルも撃たれた。

だが、どこかでエルが生き延びているらしいのだ。
報酬と引き替えに、エルの隠れ住む村をサンズに告げるベリーニ。

サンズはククイという賊を雇い、荒っぽい方法でエルを捕獲する。
サンズの目的は、表面上は大統領の暗殺をもくろむクーデターの阻止。直接的には、首謀者マルケス将軍の暗殺。
大統領は、メキシコの汚点、国内最大のバリリョの麻薬組織を潰すつもりだ。バリリョあってのマルケス将軍、謀反を企てたというわけだ。

サンズにはまだ他に狙いがあるのだが・・。

エルにとっては、マルケスは妻子の仇。心の奥底でメラメラと
燃え上がる復讐の炎・・・。神に立てた誓いを破り、再び血を流すことを懺悔するエル。

サンズの抜き打ち実力テストも難なくクリアしたエルは、昔の
仲間を集めるのだった。

次にサンズは、元FBI捜査官ラミレスに接触。
かつて相棒をバリリョの手下に拷問死させられた恨みを晴らすチャンスだとつつく。もう退役して一般人のラミレスは苦悩するが、
復讐を決意。
まず、バリリョの側近、ビリーに近づく。
偽身分証に騙されあっさり“逮捕”されるビリーだが、実はビリーもバリリョの汚さにはウンザリしており、協力することに・・・。

だが、サンズの本当の狙いはCIAとしての任務ではなかった。
大統領の側近にも接触を諮るサンズ。
メキシコ警察の女刑事アヘドレスとも共謀し、クーデター阻止の報酬をせびるつもりだ。

漁夫の利を貪り旨い汁をすすろうとホクホクのサンズだが、
誤算が・・・。

ククイがバリリョ側に寝返り、エルをバリリョに売ってしまう。
バリリョの逃亡を嗅ぎつけたサンズも捕まり、ラミレスも罠に・・・。

エルは、もはや私怨を超え、祖国のために、メキシコの息子として
大統領を死守する決意で決戦に向かう・・・!

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(DVD)

『「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』 『デスペラード』 『エル・マリアッチ』 トリプルエディション



コメント用ライン


ギタ〜♪ギタ〜♪ギタ〜3兄弟♪

予告編や日本の配給会社の宣伝の仕方だと、まるでジョニー・デップVSアントニオ・バンデラスの映画みたいだが、それは間違い。

前作「デスペラード」に引き続き、バリバリ、アントニオ・バンデラス映画なのだ。

ジョニー・デップはさすがというかなんというか、キレるとすぐ撃ち殺しちゃうキレ者を演じており、マヌケなかっこをさせられても
ドジ踏んでも、カネ目当ての悪党でも、やっぱりカッコイイ。
カッコイイとはちょっと違うのだが、ああそうだ、「濃い」。

バンデラスは、夕日をバックにギターかきならすシルエットだけでもう、美の極致。若さハヂけていた前作よりも、渋くなって哀愁も漂い、カッチョイイ。

ただ、バイオレンスの極みを見せつけてくれた前作に比べると、
ストーリーをこねくり回しすぎて、アクションに割く時間が少ないのだ。アクションも真面目すぎて、笑える雰囲気ではない。

前作では、悪党がたっくさんたっくさん、バンデラスのスゴイ銃でボコボコに死んでいたのだが、
今回、ウェイトレスだのコックだのをジョニー・デップが意味なく
気分で殺し、あまり気分がよくない。

ジョニー・デップの始末が今ひとつよくないのかもしれない。
正当派の復讐劇の中で、1人浮いているのだ。
彼が狂言回しなので、使い方はうまいと思うのだが、ラストの
けじめはあれでよかったのか、若干疑問が残る。
惨めなのか、カッコイイのかモヤモヤ・・・。

個人的には、せっかくだしバンデラスVSジョニーで一騎打ちが
あったほうがラストが盛り上がったように思うのだが・・・。
それをやるとベタになりすぎるような気もしないではないが。

復讐バイオレンスものは、コッテコテベッタベタのほうが好きなんだよな。個人的な趣味で。

でもまぁ、ギター3兄弟♪ 今回の火技は前作よりグレードアップしたと考えるべきか、それ一回しか使えないじゃん!とツっこむべきか、
まぁいいや。

スゴイですよ、ギターが戦車を破壊するんだからねw

まぁ、今回は私怨を超えた、正義の味方なので、おバカ度が低くてもしかたないか。
それにしても、「メキシコの伝説/無法者」というタイトルはなぁ・・。ヘンじゃないか?
原題そのままカタカナのほうが(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のパロディだと思われるからか?でもどのみち
B級バイオレンスなんだし・・・)いいような気がするんだが。

ウィレム・デフォーのミイラ男姿に不気味で賞。
サルマ・ハエックの太股に鼻血もんで賞。
目玉のないジョニー・デップに怖いで賞。
不死身のバンデラスにゾンビで賞。

テキーラ味の馬鹿ロニウェスタンに、万歳〜〜♪♪拍手〜〜♪


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