股・戯れ言
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サウナとケータイと誕生日と国境  その3(いちおう完結編)

前の前の日記と、前の日記の続きでございます。
まだ読んでない方はそちらから読んでくださいまし。
あまりにも長文なんで疲れてきた

その1→http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=54856&pg=20090627
その2→http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=54856&pg=20090628


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はてさて、「先生」というWHO常連さんとともに再びサウナ「W」を訪れたわし。
もうこのエレベーター昇るの最後にしたい・・・と思っていたら「先生」が「まあ、これで大丈夫だよ。これで見つかるでしょ」とポジティブな発言をする。
なんかそんなような気がしてきたが、これで出てきたらどんだけわしはナメられているのか、ということだよなー。まあ、いいけど。

再びカウンターに出向くと、先ほどの強敵・韓国ギャルが。
「何度も悪いんだけど、ドコモに調べてもらってここにあることは確証が掴めているんですよ。もう一回探してもらいたいんですけど」
と告げると、韓国ギャル、キョトンとしながら

「ゼンブサガシタンデスケド、ナイデス」

必殺「ナイデス」にアレンジを加えてきやがった。
そんな短い間に探してないだろ!
「でも、ここの住所にあるって機械がいってるんですよ」「絶対どこかにあるんだってば」こっちも証拠があるから必死だ。
そのたびに「ワカラナイデス」「シラナイデス」が返される。証拠あるのにわからないってなんだよー。おまえのこと逮捕するわけじゃないんだから、わかってくれよー。

「先生」が年寄りの威厳をフル活用して
「あなたはバイトだと思うけど、ここにはあなた以外の従業員はいないの?」
と聞くと、奥から40くらいのオバハンが顔を出してきた。
「イマス」
「ワタシトモウヒトリ、イマス」
まあ、オバハン出てきたから、もう一人いるってことだよな。
しかし、そのババアはちょっと顔出しただけで、すぐに引っ込んでしまう。韓国ギャルよりもさらに日本語がわからない感じだった。
「先生」が
「ここは、問題が起きたとき、誰が責任取るの?マネージャーはいないの?」
と聞くと、
「ワカラナイデス」「イナイデス」
の一点張り(二点か)。
畳み掛けるように
「あなたともう一人の従業員の人は、どっちが(立場が)上なの?さっきの人じゃないの?」
と先生が詰め寄ると、
「アッチガウエデス」
と返してきたが、おそらくこの言葉の意味はわかってなかった模様。単純に年齢が上というつもりで返してきたようだ。
先生は、「だったらさっきの人に出てきてもらってよ」と言ったが、
韓国ギャルは、

「サッキノヒトハ、9Fノソウジニイキマシタ」

と返答してきた。
オオーイ!
こんな大事な話してるのに掃除に行くのかよ!
どんだけ責任放棄なんだよ!

先生もだんだんイライラしてきて、「日本語がわかる人はいつ来るの?」「昨日はいたんでしょ?」と聞いていたが、

「ニホンゴノヒト、カヨウにキマス」
「ゲツヨウヤスミです」
「キノウ、ヤスンデマシタ」
「キョウモヤスミデス」

休みすぎだろ!

とにかく埒が空かない。
先生も引くに引けなくなってきたので、「サウナ着袋の中に入ってたんだよ」「タオルとか調べないの」と初心にかえった質問を何度もループして聞いておる。
韓国ギャルは当初、「カエストキハ、ゼンブシラベマス」「デモ、ナイデス」と言っていたが、そこでやっと「リネンにゼンブモッテイッテ、ソコカラハワカラナイデス」と新情報が出てきた。
近所にリネン所があって、タオル、サウナ着は全部そっちに持っていかれるという。「そこ何処なんですか?」と尋ねたらまた「ワカラナイデス」って返されたけど。
うー。歯がゆい。


そこに、韓国人女性2人組がちょうどチェックアウトに現れた。
ハングルで何かを話して出て行ったが、韓国ギャル、渡されたバッグの中身全然チェックしないで「使用済みタオル置き場」みたいなとこに戻しておったわ。
おい!
全然中身チェックしてねえじゃねーか!
うああああああ。

わしも先生もその様子見てグッタリし、ああ、もうダメだこりゃ、と思ったわけだが、先生は最後の気力を振り絞って
「日曜の午後3時半にカウンターに入ってた人は誰なの?」
「その人に確認してもらうよ」
と告げる。
ああ、それが一番よいな・・・ありがとう、先生!
シフト表見ればその時間帯の従業員わかるしな!・・・


「ワカラナイデス」


伝家の宝刀で一刀両断。
これでこの日の捜索は、終わった。




WHOにて、一番息巻いていたのは先生であったが、「これじゃあダメだね・・・」と漏らして新宿バッティングセンターのところで別れる。
いや、先生はよくやってくれた。ありがとうございました。
あの気の利かない韓国ギャルに「ヒルノヒトにツタエテオキマス」言わせてたからな。あと、責任者の名前と韓国ギャルの名前わかったし。
まあ、わかったところでどうにもならんのだが。

失意の中、区役所通りを南下していたらゲリラ豪雨みたいなのが降ってきた。
くー。なんたる自然の演出。ズブ濡れじゃい。


WHOに戻ったら皆さん「どうなった?」とお待ちかねでしたが、残念な結果しか告げられんかった。
ああ!場所はわかっているのに!
絶対そこにあるのに!
サウナなのに!


なんでこんなにも国境を感じなければならんのだー!!!???


遠くて近い韓国。近くて遠い韓国サウナ。
もう二度と行くまい、と思いながらも月曜の昼に電話しようと思った。

ちなみに、戻ってきた時に友人が

「戻ってくる間にヤツザキさんになんか食い物買ってきてもらおうと思って電話しようと思ったんですけど、ヤツザキさん電話なかったのに気づいて止めました」

と無邪気に言っていたが、とんだイヤミだと思いました。


<完>


・・・・いちおう完ですが、「じゃあ、ケータイはどうなったの?」「月曜電話したの?」という疑問が残ったと思うので、次の日記に続く!

2009年06月29日(月)

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