股・戯れ言
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日記在庫整理 その4

いちおうここで在庫整理打ち止め!


■少しまじめに非婚同盟(長文)  2009年03月17日14:52

昼ドラ「非婚同盟」を見ておるのですが、最初はおもしろかったけど
最近は見ていてイライラしっぱなしでございます。

見てない方に説明すると、
嫁と愛人がいる男(どっちにも子供がいる)が両方の家族を同じ家に住まわして、本人は自由気ままに暮らしておったのだが、その娘たち(嫁の娘と愛人の娘、そしてそれらの友達の娘)は
それぞれ苦しむ母親を見て
「女は結婚すると不幸になるのだわ!結婚しちゃダメなのね!
 よし!私たちは結婚しないことにしましょ!」
と非婚の誓いを立てて、大人になる。
で、毎日「非婚の五箇条」とかいうのを唱えて男性に媚びない、自立した女性を目指すのだけど、
そこからの主人公(佐藤仁美)にイライラしてしょうがないのです。

「結婚しなくても、セックスはしていいのよ」とか言ってセックスしまくり、セックスした男に結婚しようと言われると「私は自立した女性なのよ!解ってない男ね!」とはねつけたりしていたのだけど、
ある時、セックスした男の子供を身ごもる。
男は結婚しようというが、私は非婚の女なの!とここでも突っぱねて
その男がまあいいよ、事実婚でいこう、と納得してくれるのだけど、
その男は偶然、交通事故にあって他界(笑)、
子供だけを授かり、さらに、その男がやってた画廊の社長を引き継ぐことにもなる。
どんだけラッキーなのかと。どんだけご都合主義なのかと。

で、主人公は「非婚を貫いていれば、こんな風に自立した女性になれる」と、自分のラッキーを都合良く解釈したエッセイ本を出版し、それを読んだ女性達が主人公の元に集まってくる。(だいたい男を敵視した女達)
主人公はその女性達を「非婚の女の館BAR 黄色い薔薇」という店でホステスとして働かせる。本人は経営者の位置に納まる。

さらに、幼少期からの親友(父の愛人の娘)の恋人が画家の卵で、その画家を自らの画廊で育てることになるんだけど、その画家は主人公に惚れてしまって、主人公も画家を好きになってしまう。
だけど、画廊のオーナー(死んだ男の親)の手前と、親友の手前、そして「私は非婚の女なのよ!」という主張の手前、関係は結ばない。
が、このへんのやり方が汚いというか、見ていていやな気分になる感じなのですよ。


主人公を取り巻く人間達が、皆、キチガイじみていて、そっちが過激に描かれるので、主人公はいたってまともに見えるようになっているのだけど、この主人公のズルさがどうにもこうにも気になって仕方がない。
ずるさというか、口では正しいこと言ってるけど全然違うじゃねえか!男に媚びまくってるじゃねえか!ってとこかな。

そして、非婚!非婚!唱えているのが、ドラマの中では最新の考え方になっているけど、ものすごーく古い考え方に見える。
「処女を守る」ってのと同義にすら思えるんだよな。
ま、このドラマの設定が1980年代後半であり、また、このドラマのプロデューサーは「真珠夫人」と同じ人であるから、その見方は間違っていないのだろうけど。

まあ、私がイライラするのは、この主人公の「何をやっても、私は正当なの」と主張する態度なんだろうな。
男に媚びていることや、ラッキーに助けられていることをちゃんと自覚していて、謙虚な姿勢であるのなら、こんなにイライラすることもない。
尊大なのだよね。周りに助けられているのに。
周りに沢山負担かけているのに、「私は正当だからいいの」みたいな態度とか。
自分のことしか考えてないんだよな。
そして、その自分の正当性をことあるごとに唱えすぎていて、うるさいんだよ。

結婚だって、相手のことが好きならすりゃいーじゃねーか、と思った。
裏を返すと、結婚することで他者に対して責任を負うことから逃れているだけだろ、と思う。

なんつうか、何か敵を作っていくことで自分を正当化するという人間が、私は大嫌いなわけです。それは、私自身もそうであったのだけど、
私はそれを克服しようとしているところだから。
この主人公の場合、「結婚」というものを絶対敵と見なすことで、自分を持ちこたえさせているあたりが、イヤなんだな。
自分が弱いが故に、相手に飲み込まれるのが怖いだけなんだろ、それをなんで直視しようとしなんだよ、と思ってしまう。

私の知人にも絶対敵をこさえることで自分を正当化させている人がおりますが、その人はもう周りの人間とかを超えて、法律や社会が敵だと言ってました。それ聞いて私は呆れてしまったけど。そんなおっきい、目に見えないものまで敵にしないとダメなのかよ、と。
突き詰めれば、すべての敵は己の中にしかないのだよ。
そして、自分の中の敵を見ないふりしたり、自分の中の敵と戦ったところで、しょうがないのだよ。
だってそれも自分自身なんだもの。そういう自分も認めてあげないと。弱い自分もずっと一緒についてくるんだよ。生まれた時からずっと一緒なんだから。


まー、最近の「非婚同盟」では周りの親友達が主人公に「自分自身にウソをつくのやめたら」と指摘したり、今日などは「結局、あなたは、あなたの父親(嫁と愛人の家族を一緒に住まわせて、「両家族の融合は人類の調和だ!」とキレイ事唱えておきながらやってることは2人の女に負担をかけているだけだった)と同じなのよ!」と指摘したりしていて、
少しだけ私も落ち着きましたが。
でも主人公はそういう言葉に耳を塞いでいるので、全然変わっていないけど。それどころか自分を悲劇のヒロイン的な方向に持ってこうとしているので、はいはい、一生やってろクソ女、と思わされたけど。


あと、佐藤仁美が酒焼け声でキレイ事を述べるのが癇に障る。
説得力ないっつうの。



■ロックンロール以外は全部嘘!  2009年03月23日03:02

19歳の女の子に連れられて渋谷屋根裏にブルボンズのワンマンを見に行ってきました。
ここ数年、自発的に見に行くライブはたいてい50代〜60代の人がやってるライブであった(フジロックを除く。いや、フジロックもそんなんばっか見てるから一緒か。ちなみに寂聴ライブ含む)ので、
同世代の人がやってるライブを見るのはものすごーく久々でした。
ブルボンズは何年か前にたまたま試聴して「この轟音疾走感イイネ!」と気に入っており、店でも流していたのだけど、ライブを見るのは初めて。

生で見たブルボンズは私が気に入っていた2ndアルバムのよな轟音疾走ギターロックだけのバンドではなく、意外とブルーハーツのような面や曲もあるバンドでした。そういや連れてってくれた女の子もブルーハーツのファンだったわ。なるほどなー。

というわけで、10代で聴いてたら痺れるよな〜というような歌詞が多かったのだけど(実際客も10代〜20代前半中心)、
「絶望は、希望なんかよりずっと強くて、いつでもどこにでも、すぐそばに迫ってきているんだよ。それでも、ほんの少ししかないとしても、希望は絶対捨てちゃいけねえんだ」
とボーカルの人が言ってました。
今年三十路のわたくしにも、31歳になったばかりのボーカルの人の言いたいことがよくわかる。
ものすごく鮮明にわかる。
嘘や言いがかり、裏切り。そして妥協や敗北を感じること。10代の時に感じていたような孤独感、無力感が、年取ればなんとかなるだろうと思っていたけど、なんとかなるどころかさらに深まったりするということ。世の中にはいやなことだらけだし、自分もまた、狡猾でいやなものになってたりするということ。
そういうようなことを「しょうがない」と受け入れていかなきゃなんねえんだよ。すべてが自分の思い通りになんかならねえんだよ。
だけど。それでも。
諦めねえんだよ。
それでも、何かするんだよ。関わっていくんだよ。
なんにもならないって、わかっていても動き続けるし、叫び続けるんだよ。

そういう、「一見ムダな動き」「もっと賢い、傷つかないやり方あるのに」てのに抗い続けることが、手に取るようにわかる。
抗い続けるって不適切ですね。わかっていても、やってしまうんだよ。
で、それを若い人たちに伝えたい気持ちもよくわかる。

「嘘ばっか」「クサイ」「所詮キレイごと言ってるだけじゃねえか」という批判もこのバンドにはあるらしい。
年を取った私は、そういう批判をしてしまう人の気持ちもわかるし、批判されようがクサかろうが、叫ぶことをやめない彼らの気持ちもわかるんだよなー。いや、彼らの真っ当な、直球過ぎるところにたどり着いた(おそらく、紆余曲折があってそうなったのだと思う)気持ちのほうがわかるわ。

昔、「ロックとはクソッタレと叫びながら抱きしめること」という文章をどっかで読んだが、客に向かって「今、抱いている孤独は、年取ったらなんとかなるものじゃないし、俺には君たちの孤独はなんともできない」と言い切って、「豚豚豚豚野郎〜」って轟音疾走ハードコアな曲を2回アンコールで2回とも繰り返してた彼らにロックを感じましたよ。

「ロックするということは、二の足を踏まずに自分の信じる道を進むこと」
と言ったのはスリーターキニーのコリン女史だが、どんな批判があろうとも、どんなにロックやってても実際はなんにもならねえってことがわかっていたとしても、どんなに自分が世の中にまみれて狡猾な生き方を実際にはしていたりしても、「ロックンロール以外は全部嘘!」と叫ぶ彼らは、まさにその言葉通りのことやってると思います。
ロックンロールすらも嘘だとわかっていても、そう言いたいんだよ。
信じているんだよな。
で、信じているんだから、それでいいのだよね。


■大人になってからのほうが学ぶこと多いよなー  2009年04月08日08:34

ゴールデン街に来るおじさんたちは、だいたい酔っ払いなんだけど、ふとした時にすごくハッとすること言うね。
今日もおっさん、超能力あるんか!というような話が目の前で行われてた。
ほほえましい光景でした。いや、ホントはニヤニヤしてたんだけど。

電車乗ったら、セーラー服がまだ似合わない女の子がいて、あー、まだ中学生なりたてかあ、そうか入学の季節かあ、と気付く。
季節感のない生活してるんで、こういうの見ないとわからんのよね。
ぶかぶかのセーラー服にも、朝の電車にも、おそらく親に決められた私立中学進学にも、居心地悪そうにしてるその子を見て、いまは居心地悪いかもしれんが、いつかそういうの全部どうでもよくなっちゃうんだぜ!
おとなになったら学歴てあんま意味なくなっちゃうんだぜ!
いつかきっと、全部受け入れられるよー、なるようにしかならんからなー、
おとなになったらゴールデン街来ていろんなこと学んだり学ばなかったりしろよー
と、勝手に心の中でエールを送る。余計なお世話か。

で、家着いたらちょうど小学生が集団登校してた。
黄色い帽子の一年生が多かったので、母親たちが付き添ってたのだけど、その母親たちが私と同い年か年下のようでした。
まあ、そういう歳だわな。子供いてもおかしくねえわな。
そんな私は、家に入ったら母親に
「もう30なのになんて格好してんのー」
と呆れられましたが。
いいじゃねえかミニスカ。嘘。明け方は寒かったわー。そして内股を虫に食われてた。一体どこで!?


とくダネのオープニング曲はジェネシスに変わったのか。
コステロ→スタカン→プリテンダーズの時は「次はXTCかも?」などと期待してたけど、ジェファーソンスターシップでジェネシスじゃ、もう期待できんな。つまんねえなあ。ポリスは今後きそうだけど。


■そんなに新宿が好きかと  2009年04月10日00:51

今週は東新宿での仕事で幕開けしたけど、今日も東新宿でした。ライブがな。
ソルバルウズとキノコホテルとスランキーサイドを見てきました。

ケイゴさんはバンドのほうがいいね!格段にいい!USインディーバンド臭プンプンの曲がよかったわー。顔がにやけました。
キノコホテルは、ベースの女の子が可愛すぎ!あとギターの子のギタープレイがかっこよすぎ!そして全員のナポレオン風服ミニスカワンピース姿がいいわー。
で、スランキーサイドは爆音っぷりに痺れたわ。かっこよかったぜ!ベース音がぶっといバンドはとにかく好きだ。大好きだ。

てなわけで気分よく、その後ゴールデン街。あ、この流れも月曜と一緒だ。
クナブラでおもろく呑んで、帰ろうかなと思ったとこで赤花のママさんに会ったので、ソーキそばをいただく。
ママさんが、
「那覇と新宿って似てるんだよねえ、どこでも歩いていけるとことか」
と言ってて、ああ、まさにその通りだなあ!と思った。

てなわけで、那覇帰りにはじらんばやのちきあぎを赤花に買っていかんと!忘れそうなんでメモ。
今日はいろんな意味で沖縄で新宿な日であったよ。あ、ケイゴさんもうちなーんちゅだしな。うまくオチがついた。


まあ、そんな調子だった最後に友人から「おい!カジヒデキが強盗に襲われて一時意識不明らしいぞ!」というメールもらったのが、今日のホントのオチなんだがね。
それはどうでもよすぎるので、いいわ。





長くなりすぎたので次に続く。次でホントおしまいだ!
2009年04月23日(木)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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