股・戯れ言
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日記在庫整理 その5(これで完結)

これで本当におわり。
エンピツ日記って原稿用紙20枚分以上は載せられなかったのか。
知らなかった税。


■灰野敬二早川義夫ライブ  2009年04月13日16:12

に行ってきた。
新宿JAM満員!早川さんのライブて、満員のイメージが全然ないんでちょいびっくりしたよ。いや、一番驚いてたのは早川さんだったようで、MCで「こんなに人がいるライブはないです」と言ってた。


で、灰野さんのライブを初めて見たんだけど、熱いなああ!ノイズだなんだと聞いてたけど、ものすうごくロックだった。スピーカーの真ん前におったので轟音大音量を全身で浴び、耳をつんざかれたのだけど、すべての音が肉体なんか軽く通り抜けて、心や魂に突き刺さったわー。鳥肌立ったわー。
灰野さんがノイズの合間に叫ぶ「本当のことが知りたいなら、自分を変えてゆけ!」「魂を晒せ!」なんていう言葉にもぞくぞくさせられたわい。

ロックに限らず、音楽てのは体の内側の衝動というか、言葉なんかじゃあ表現しきれないものを近似値で表現するもの(音楽ですらすべてを表現しきれないけどね!)なんだよなー、と改めて思う。
とにかく灰野さんの発する音楽に、酔いしれた。熱気を感じたわけですわ。また見たいわ!


そして、早川さんのライブ。こっちは灰野さんとは逆で言葉を聞かせるのだけど(早川義夫は歌手ではなく詩人だからな)、しょっぱなの「パパ」からボロ泣きでした。仕方ないさー、好きーだものー。
「この世で一番キレイなもの」を聴いてわんわん泣いてましたが、最後の「いつか」に一番泣いた。
「いつか」は初めて聴いた時からグサグサやられたが、今聴くとさらに骨身に染みるな。
弱い心が痛みを感じるし、弱いからこそ優しくなれるんだ、とか、
もっと叫べ、もっと突き詰めろ、もっと捨てていけ、まだ終わっちゃいない、という言葉は、あまりにも真っすぐだ。いや、早川さんの歌って全部、真っすぐなんだよね。わいせつな歌も含めて。
全部真っすぐだからこそ、てめえは真っすぐか、と突き付けられる。早川さんが問うのではなく、自問ですが。


まあ、灰野さんも早川さんも、「自分」に関する虚実というものを暴いていく、てのがテーマな人たちなのかな、と思いました。
自分なんていびつで構わない、形にあてはまらなくてかまわない、弱くてもかまわない、どうしようもなくてかまわない、
そのままの自分でやっていけ、ありのままの自分肯定してから進んでけ、ていうね。


半年前に早川さんのライブを那覇で見て、それから今に至るまでいろんな出会いと別れがありましたが、それでよかったのだ。
自分が出会った人てのは、自分の指針がぶれなかったからこそ出会えたのだし、
自分が捨てたり去ってった奴はそれでいい。
そんなことをしみじみ思う。
その後友人が「このタイミングで沖縄行くのはよかったんだよ」と言ってくれましたが、ほんとにその通りだ。
沖縄まであと3日!
その前にもう一個ライブ予定が。これも自分を確かめに行くライブであろうなあ。


■アーシューラー  2009年04月14日18:23

阿修羅展に間に合った!
今日を逃したら八部衆・十大弟子全体見られんかったのでよかったよ。


わしはとこてん(日出処の天子)や天上の虹が大好きなんで、法隆寺や奈良の東大寺やら興福寺やらに前に足を運んだりしてましたが、その時は漫画ありきであった。
が、個人的にいろんなことがあり、苦しんだりボロボロになったりした末、でもそれはそれでしょうがないのだ、自分に関するあらゆることを、すべて受け入れればいいんだよ、と思うようになった時、
それまで全然縁がなかった仏というものが近しい存在に思えるようになりまして。

で、それから仏像というもんが神々しく見えるようになりました。
理屈じゃないんだよなー。
癒されるんじゃないのだ。
ただただその姿に圧倒される。憧憬を抱く。あんな境地に自分もいつか辿り着けるんだろか、と思う。


で、目玉である阿修羅にも魅了されましたが、正直、阿修羅像は闘志を秘めすぎてて、今の自分にはあんまりぐっと来なかったな。
いや、素晴らしいんですよ。眉間の皺や噛み締めた唇、ちと涙たたえてるような目に、絶対に屈しない自分の意志というものを感じて。
私もちょっと前までなら、こんな阿修羅の強い意志というもんを必要としてましたが。
もう自分で葛藤して確立させちゃったからな。まだ心もとないが。
またそのうち、この像を必要とする時が来るだろうから、その時また見たい。


それよりも!薬王菩薩という像を見た瞬間に涙がボロボロ出て、たまらんかった。
ものすごくでかい菩薩さまなんだけどさ、私が今求めているのはこういう優しさや、心の広さなのですよ。
心の穏やかな、大きな女性になりたいと、願っているのだね。
しかし最近、涙腺がばかになってるなー。


■エンケンライブとスリープトラッカープロ  2009年04月16日03:41

↑なんというカタカナづくしっぷり!
そしてこの日記長いよ。

今、テレビショッピング見てたら「スリープトラッカープロ」という商品が紹介されてて、最初はなんも思わなかったのだけど、ズバリ寝坊が治る!というのを聞いて俄然欲しくなりました。

わしの寝坊っぷりは病的だからな!
クリスマスは2年連続、巨大目覚まし時計もらったしな!
それを使っていながらも起きられないのはなんでなのか。だらしないからか。睡眠障害か。
ま、実は、最近はアラ不思議なことに目覚まし使ってないんだけどね。
それ、昼夜逆転してるからじゃねーの、というツッコミ必至ですが、
そんなことはないのですよ。
夜仕事じゃない時は意外と朝8時に起きてるのですよ。
て、「つばさ」が見たいからなんだけど。
ちりとてちん以来のヒットだわ。

でもこのスリープストラッカープロは心地よく起きられる目覚ましらしいので、欲しいなあ・・・19800円か・・・


話が前後しましたが、本日は大坪夫妻のお誘いでエンケンのライブに行ってきました。
思えば6年前、2003年フジロック。
そこでエンケンのライブ見て、もうとにかく衝撃を受けたのだった。なんつうか、神を見た!という感じだった。昔の日記読み返したら実際、すごい感激ぶりが記されていたよ。
で、「不滅の男」の歌詞みたいにこれから生きていこう、などと記していた。
そうだよ、私はエンケンを初めて見た時、全身全霊で自分に対して打ち込んでいる姿、というか、自分の軸がブレていないエンケンの姿勢に激しく憧れたのだったよ。
それから6年。そういう風に生きてこれたかしら。少しは近づいたと自負しているけどね。


ライブが始まる10分くらい前に友人からとあるメールを受信する。
私が昔縁があった方についての内容だった。
もうすべてのわだかまりを解消してもいい、赦そう、と思える内容だった。
赦すといってももう一度会うわけではない。たぶん、会うことはないだろう。なんというか、自分の中で成仏させようという感じだ。

その縁がついえたのは2003年の6月で、その後にごたごたがあったのは確か7月の半ばだった。エンケンのライブを目撃したのは、まさにそんな出来事の後のことだった。
というわけで、エンケンの歌を聴きながら6年間のあらゆる出来事を思い出す。
こういうことって、不思議だね。出来事というものは偶然じゃないんだな。6年間というひとつのタームが終わったのだな。その幕開けはエンケンであり、閉めもエンケンだったのだなあ。
ほんと、不思議なことだ。
そういえば、6年前、フジロックで一緒に見たのもオオツボさんだったなあ。こういうのって、本当に巡ってくるのだなあ。


こないだの早川さんライブではボロ泣きだったが、エンケンライブはMCで笑わせて貰ったり(鈴木茂のことも話していた)、気持ちよくさせてもらったが、最後の「夢よ叫べ」ではほろほろと泣いてしまったのでした。泣きすぎだろ。
でも、なんというか、「これでよかったんだ」と再確認できたのですよ。そのまま行けばいいんだよな。
さらに、エンケンに「負けるなよ、自分に負けるなよ」と励まされた気がした。
本当に、エンケンありがとよ!
こんな素晴らしいライブに誘ってくれた大坪夫妻、ありがとうございましたわ。


で、明日から私は新ターム開始ということで、やっと!沖縄でございます。
よく考えたら私が沖縄によく通うようになったきっかけは、「電氣菩薩」とエンケンなんだよね。電氣菩薩置いてたバーに、エンケンのポスターが貼ってあって、「私もエンケン好きですよ」という会話をしたのが、沖縄の人たちと仲良くなったきっかけだったのだよなあ。
エンケンならぬ縁ケンであるよ。ホント神ですよ。




やっと在庫整理終了〜〜〜。
つうわけで、この後から新タームだった沖縄旅のことを書きたいと思います。ちゃんと書きますよ!2ヶ月放置とかしないよ!よろしく。
2009年04月24日(金)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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