股・戯れ言
BBS

わかってもらえんかもしれないけどさ

i-phoneがいろいろと騒がれておりますが(珍しく時事ネタ)、私もこないだ携帯電話の便利さを改めて思い知る機会がございました。

「やしきたかじんの曲を携帯にダウンロード」

いやー時代は便利になったなー
わざわざCD買うまでもないアーティストの曲を250円程度で購入できるなんて。とか言ってますが、3,4曲ダウンロードしちゃったけど。
もし、今、携帯電話落としたら、
「あんた」
「やっぱ好きやねん」
「なめとんか」
「ICHIZU」
という曲リストがばれるけど。拾った人のほうが動揺してしまうことだろう。
しかし「あんた」はいい曲だ。とくに二番が泣ける。「女でよかった」のくだりな。


と、たかじん漬けになっていたので、こないだ久しぶりにレコード屋に行く機会があったのだけど、最近の曲はサッパリわからん状態でございました。
ダブのよい(ジャケットが)オムニバス盤があったのだけど、買わないでおいた。まーたかじんばかり聞いているのもなんなんで、マーク・スチュワートやグランドマスターフラッシュを復習しておったのですよ。
そんな中で、キヨシローもよく聴いておりました。
「ぼくはぼくの為に」をふと、昨日の晩、寝る前に聴いてしまった。


「バイバイ 君といたってしょうがない」


私は私の為に、いま、ずっとあがいたり、苦しんだり、もがいたり、臆病になったり、震えたり、泣いたり、グズグズしたり、モヤモヤしたりしていたのだけど、
それって本当に私のためなのかな。
私は、勘違いにまたがって、そういうことしてるだけなのかな。


で、その後に「わかってもらえるさ」聴いて、
何も間違ってない、もうすぐさーなどと気を取り直して寝たのだけど
今朝、新聞でキヨシローのがん転移の記事を読んでいろいろと愕然としました。


詳しくは書かないが、私もとある病気を患ったときに、その病気ですよーと宣告されただけで目の前が真っ暗になったことがあった。
冷静に考えればたいしたことじゃないんだけど、なんでこういうことって、突然起こるのかな。私はなんか悪いことをしたのか?何が間違っていたのか?どんなバチがあたったんだ?などと思って、普段は普通に生活してても、家に帰ったとたんに玄関で泣き崩れたりしておった。
どんなに悲観的になっても、もう患ってしまったもんはしょうがないということで、その後ちょいちょい病院通ったり、処置をしたりして、まーなんとか普通に暮らしている。
ああ、気がつけばもう1年経ったのか。
治ったわけではない。
恐怖もなくなったわけではない。
ないけれど、なんとか前向きに生活しておるところです。


清志郎さんも同じように前向きに生活していたことだろう。
してたところで、再発してしまって、ショックも大きかったことだろう。
けれど、自分のために、自分がより長く歌っていくために、今はライブをすべてキャンセルして治療するのだろうな。
自分は自分だけの為に。
自分を乗り越える為に。


果たして私は、私だけの為に、いままでがんばってきたのかな。
そうではなかった気がする。
私は、誰かの為に自分を矯正しようと、がんばっていたんじゃないのか。
こんなことを書いてしまうと、ここ数回書いた日記がぜーんぶ嘘っぱちに見えてしまうけれど。


でも、それも含めて、私は、やっぱり私の為にがんばってきたのだ。
今も、私の為に、がんばっているのだ。
そこは自信持って言える。
どうにもならないことにぶつかっていますが。
私は、私の為に、これを乗り越えようと思う。
病気も、生活も、感情もぜーんぶ乗り越えますよ。
自分自身も乗り越えるよ。


そういうのが、いつかわかってもらえるさ。
いつかそんな日になる。
僕ら(恐れ多くもキヨシローと俺)、何も間違っていない。
もうすぐなんだ。きっと。




2008年07月15日(火)

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