生理とかけまして、ヤツザキin石垣とときます、そのココロは 前編 |
1月にはるみちゃんにタロットで占ってもらったのですが、 その時に出た結果の8割くらいを忘れてました。 覚えていたのは 「多少失うものはあるが、最終的に自分の思い通りになる」 「自分の心に制限をかけているのが現状(1月の時点の)。しかしもう心が決まっているなら突っ走るしかない」 ということのみで、よっしゃ前身するぞ生命力に溢れているぞ俺は!と思うて毎日生活しておりました。 しかしだね。悪い暗示も出ていたのですよ。悪い暗示と言うか「ここに気をつけろ」ということがあったのです。それをすっかり忘れていたのだが、先ほど日記読み返したり某所のメモを読み返して思い出しました。
「もっと人にやさしくならないとダメ。思いやりを持たなければならない」 「アルコールで身を滅ぼす」
その時はガハハハと笑って「ヤツザキは人にやさしくないよねー」「あなたいつもアルコールで失敗してるじゃない」などと言い合っておしまいだったのでした。
それらの警告カードの意味が存分にわかったのが 今回の石垣滞在5日間でありました。
というかまた沖縄!先月行ったばっかだろ! 今年に入ってからマンスリーだよ! しかも石垣だからね。1月に行った時は「あーいいところだなーしかし那覇から400キロも離れているし滅多には行かないのだろーなー」くらいしか思っていなかったんだけど、まさか2ヵ月後に再上陸することになるとは。人生は何があるかわかりません。わからないけど、こうしたいってことに向かって動けばそのようになるようにできている。というかできる。
石垣では相変わらず毎日酒を呑んでいたのですが(でも今回は海行ったよ!岩場だったけど。みやらさん両親に連れられてだけど)、2日目の夜に酒呑んで荒れました。 ああ、アルコールで身を滅ぼすと言うのはこういうことだったのか。 相棒さんをえらく困らせたようで、お恥ずかしい限りだ。 翌日は久々に自己嫌悪の雨嵐でしたよ。「ああ!一刻も早く島を脱出せねば!もう合わせる顔がないわい!」とテンパり、そもそもこの旅自体が間違っていたのだ、無駄だったのだ、二十代も不毛の時代だ、何もかもが無駄なんだ!(ババ・オライリィ風)という具合に頭を抱えておったのですが、相棒さんがとにかく心が広いお人でそんな私とその日も顔を合わせてくれてよかった。酒も呑んでくれてよかった。相当呆れたようだけどな。 自分の心の狭さを恥じましたよ。 「わしの心は四畳半」なんて開き直っている場合じゃないわ。 見習って心を広くしないといかんなー。優しいヤツザキってのはちと、いやだいぶ気持ち悪いが。 そういや滞在初日から3日目にかけては南の島であるのに雨降って寒い日々だったのだが、4日目と最終日は見事に晴れましたよ。なんか自分の状態と非常にリンクした天気だったな。雨嵐を呼ぶ女か俺。
はてさて、そんな石垣滞在。 前回の石垣滞在時は店などほとんど行かなかったのですが、今回はいい店を何個も知りました。
■cocosone 石垣は小さいバーが殆どないな、というのが前回訪れた時の印象だったのですが、ちゃんとありました。 どこに何があるのかようわからんのでふらふらと歩いていた途中でコクソンのマークが貼り付いている看板を発見。相棒さんとうおーと盛り上がって入った店は「coxsone」ならぬ「cocosone」という店でありました。 壁一面にレコードが貼ってある内装を見てもテンション上がる。 奥の座敷にはレコード箱が何個も置いてあるし。 すげー。 最高すぎるー。 ダブのレコードを何枚かかけてもらったんだけど、ソウル・シンジケートの人がやってるダブのアルバムが素晴らしすぎた。素晴らしすぎたわりに名前失念。あうあうあう。1979年の作品だったことしか覚えてないなー。こんな拙い情報しかないですが誰か教えてください。 http://www.roots-archives.com/artist/358 で調べたんだがわからんかった。
南の島でレゲエと言うとやりたい盛りの若者が沢山いるイメージ(やりたい盛りは何も若者に限った話ではないが)だとか、南の島に憧れた内地人が店始めてみた、というイメージがありますが、この店は落ち着いた雰囲気だしマスターがしまんちゅだしでとてもいい。相棒さんともども絶賛。 初日にも行ったけど最終日にも行った程。ダブだけに限らずいろんなレコードをかけてもらった。 南の島でレコードに囲まれるって本当にいいよ。酒もうまいし。 至福であるなあ。 トイレもいい味出してた。ボットンだけど。夏は怖いけど。 あまりにもいい店なんで、東京におる友達にも紹介したいですよマジで。 皆さん石垣行ったら「cocosone」に行きましょう。騙されたと思って行ってくれ。
■CAFE TANIWHA 本島にいる友達が「石垣行ったら行くといいよー」と教えてくれたカフェ。 カフェというと無駄にふかふかソファー、お高く留まった(主に値段が)飲み物に食べ物、店員との気まずい空気などというイメージがありまして(心狭いなホント)、私にとってはカフェはゆったりできるところではなかったのです。 しかしこの店は違いました。 そもそもカフェはカフェでもそういう今流行りのものではなく、喫茶店のほうだったから。いや、私が足を運んだのが昼だったので喫茶店だったわけだが、夜はバーであり、週末などはライブも行うらしい。要するにそれらすべて。なんでもありな店でした。 「友人に教えてもらってきたんですけど」とマスターに告げると「おお!そうなんだ!」と気さくに話しかけてくださった。とにかくマスターの人柄がイカす。 もともとは東京の人らしいのだが、「あなたが生まれる前から石垣に住んでるんだよ」とのこと。 そのマスターの
「前はよくライブ開催してたけど、最近はあんまりやってないな。 石垣もカフェ沢山できて、そこらへんでライブやるようになったから別にうちはそんなにやる必要ないかなーと思っててさ。今でもライブやるけど、それはやりたいけどやる場所がない、ライブやらせてくださいという人に場を提供しているような感じだよ」
という旨の言葉にズギャンと打たれた。 場を提供する! それなんだよ、私がやりたいことは! 私がスナックwell歌夢を始めたきっかけは「DJやってみたいけどやる場がない」という人に場を提供したいから、なんだよなー。今はそこから大きく逸れているような感もありますが、基本的には変わっておりません。オファーがあったり他でやる場がある人は、うちでやらないでも平気でしょ。 でも最近そういうことを忘れていた気がする。ハッとさせられました。 マスターとその奥さん(これまたキップのいいイカす方)の話がおもしろくて、興味深くて、3時間以上長居してしまいました。 なんというか、道しるべみたいな店だな。旅とか人生とかそんな感じのものの。 また行きたいなー
長くなったのであとの店紹介は次回日記にて。 もう石垣から帰ってきてるんだけど、とてもそうとは思えない毎日が続いております。 その顛末も次回日記にて。
ところで、well歌夢寿司で素晴らしい寿司握りライブを行ってくれたコアチョコのムネさんから「このブログおもしろいから見て!」と教えていただいたブログがございまして、それがコレ↓
「オアシズ・大久保佳代子の脱・給湯室」 http://blog.livedoor.jp/kayoko_ookubo/
以前、スピリッツ連載中の「ハクバノ王子サマ」は女にとってリアルすぎる、主人公であるタカコサマの葛藤がものすごくよくわかると書いたのだけども 男の友人が 「お前そんなことないだろう。だって、タカコサマは美人じゃん」 ということを言ってました。 悪かったな非美人で。 でもこの指摘は間違ってないと思います。美人か美人じゃないかはとても重要なのだよ。 女は中身、なんて男にとっても女にとってもウソだよなー。 しかし、ハクバノ王子サマもこの大久保さんのブログも本質は同じです。どこらへんが同じかと言うと、いろいろあるが 「女には時間制限がある」 ということに気づいてしまったところか。 私はまだ「今、猛烈に結婚したい」という状態になっていないが、この先何年後かにそういう心の境地に至るのかもしれないと思うと感慨深いな。そもそも結婚する自分というのが今まで想像できなかったし。 ただ、最初のエントリーに書いてある生理の話を読んで、この先生理がしょぼくなっていくと思うと早く子供は産みたいと思います。結婚できなくてもいいから産みたいなあ。大久保さんは子宮を精子君のくるベッドと喩えておりますが、私は子宮は畑だと思うております。畑はちゃんと耕しておかないと種植えても芽が出ないので、ちゃんと耕さねばならんなー。というかちょうどそんなことも考えたんだった石垣で。なぜなら生理がきやがったから。
ちなみにタイトルの解答は
「来なくていい時に来る」
です。 生理と私は来なくていいよ!と言ってる人のところにしか行かないようにできております。しかしホント、来なくていい時になんで来るのかね。ってすべて自分の問題ですが。自分で自分がワカラナイヨ。 でもそれが本能というやつなんだろう。無駄だと思っても必要だったりするんだよなきっと。いや、実際無駄なのかもしらんが。それもよくわからないわ。
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2007年03月13日(火)
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