環イズム・ア・ゴーゴー |
ライブ情報はチェックを怠ると大変であるな。 まず、フロッギング・モーリー再来日。 去年の夏熱狂した彼らがまたやってくるのか!行きたい!
4/16 (月) 東京:SHIBUYA-AX ◎ 開場 18:00 / 開演 19:00 / ¥6,000(1F:スタンディング/2F:指定) 共演:Gogol Bordello チケットの一般発売:2/10(土)〜 (問):SMASH 03-3444-6751
ロフトも気を抜くとおもしろいものやってんだなー 2/17 THE COLLECTORS vs ソウル・フラワー・ユニオン 2/25 アコギなSS(仲野茂+下山淳) vs M.J.Q(遠藤ミチロウ, 山本久土, クハラカズユキ) 3/9 うつみようこGROUP/うつみようこ&YOKOLOCO BAND 3/11 PANTA〜陽炎 まあ9も11も深夜作業決定済みなんで行けませんが。 でも17,25は行きたい。
それに比べてO-NESTはあんまりおもしろいことやらんのだね。 わたくしの溺愛するMERGEのアーティストをまた呼んで欲しいものだ。 あ、25日はジョアンナ・ニューサム&スモッグもやるんだった。ドラッグシティ好きの私としましてはスモッグはどうしても見ておきたいんだが・・・ああ迷う。
あとダーティダズンブラスバンドが5/15に来日公演やるとかなんとか。 こうやって考えると7月のフジロックまであっという間だな。 1年なんざあっという間だ。つーかフジは再結成礼二、否、レイジを呼ぶべき。このPCは「れいじ」と入力すると勝手に礼二と変換しやがる。どんだけ中川家礼二が好きなんだ。
話はだいぶ変わるのですが、去年の11月くらいに「バンギャル・ア・ゴーゴー」という本を読んだのですよ。 ビジュアル系バンドのおっかけ娘がおっかけしすぎて家出繰り返し→高校中退→上京してセックス漬けクスリ漬け→風俗へ、という話であります。 その時某所で書いた感想文を一部転載
------------------------------------------------------------- 雨宮処凛の「バンギャル・ア・ゴーゴー」読了。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062120755/sr=1-2/qid=1161088695/ref=sr_1_2/503-6481576-4317525?ie=UTF8&s=books
結構興味深く読んでいたんだが、読み終えた今、自分でも驚いておるんだが感想が「ない」。 「先が不安」だとか「自分の居場所がない」だとかは今でもたまに感じることでもある気がするんだが、ここまでおおっぴらに甘ちゃんで安易な先送りはしねえよ。と思うてしまう。そう、「あまい」。それだけが唯一の感想かな。 私も10代の頃はCDだのレコードだのがもっと欲しくて「金欲しいぜ!」と思っていたが、「でも働くなんて嫌。つまんない毎日に埋没しちゃう。パンピーになっちゃう」なんていう思考は出てこなかったからな。プールの監視員だのユニーだのでバイトしてました。 あと「認められる」と「セックスの相手に選ばれる」をイコールにする(しかも得意げに)考え方の女の子に未だに同感できないので。 まーこれはバンドマンに限ったことじゃないんだが「やられる」ことを「認められる/モテている」と思っている女は未だに受け付けられないんだよなー需要があることはようわかっているのですが。 なんつうか、受動態であること(=流されていること)を「私から能動的にやっているの!」と言い張っている人って見ていて痛々しいのですよ。言い張っている間はいいけど、言わなくなった時に飲み込まれる暗闇の存在を私も知っておるから。暗闇と向き合わないでいるとそいつがどんどん拡大してって気がついた時には手に負えない状態になるのもようわかるから。 なるべく早いうちに暗闇と向き合わないと大変なことになんぞ、目をそらし続けている場合じゃねえぞ、と。 私もえてして面倒なことやそういう暗闇的なことは後回しにしてしまう気質ですが、このままじゃダメだ、やばい、って常に焦っててそういう焦りに突き動かされてここまできたような気がする。
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で、まあこの本をわたくしの先生も読んだそうで、「共感できる部分があまりなかった」と話したら「そうなの?そんなことないだろう」と訝しがっていたのですよ。 「何か(この場合バンド)に夢中になることで世界が広がる感じ」とかそういうところが共感できるだろうよ、と言いたかったのだろうけど私はこの小説をそのように読めなかったんだよな。 ではこの小説をどのように読んだのかというと上記の感想文の大部分を占めている 「やられることをモテている/必要とされていると思い込んでいる女の話」 であります。ああ、私はホントにこういうのがダメだなー。前にも同じようなことを書いたかもしれないが、「そういう女、イテェ」というのが言いたいわけではない。 自分がやりたい、自分がこの人がいいと思った男だけを選ぶべきだということですよ。 まー世の中には「好きになられちゃうと好きになっちゃう」「好きだやりたいって言われちゃったらやらせちゃう」女というものが多く存在するわけでありますが、そいつがそもそもよくないと思う。それって妥協だから。妥協してやっちゃうと相手も「運良く一回できた!ラッキー」くらいで終わってしまうから。 以前、「自分から好きだということは死んでも言わない。あくまで相手に言わせる」のを女の勲章のように語っていた人がおりました。そういう人から見れば「ああ!この人好きだ!やりたい!」という気持ちに突き動かされる私のような女は「討ち死にのリスクを考えないで突っ走ってボロボロになるフラレ侍」にしか思えないのだろう。女はあくまで選ばれるもの、それが美徳。みつばちが寄ってくる花のような女こそが女のアガリ。 けどそれも結局受動態ではないか。やられる=モテるとどう違うのか。 向こうが勝手に寄ってきて、付き合って、いざずっと一緒になろうと言えば「やっぱ違う」なんて言い出すんだろうなーまさに角田光代「薄闇シルエット」の世界だわ。あれ?「バンギャル・ア・ゴーゴー」の話だった。小説間違えた。 まあとにかく、私は受動態であとで「こんなんではなかった」と思うより能動態で突き進むほうがずっといい。たとえふられ続けても、たとえダメな男を選んでしまっても、それはすべて自分が選択した行動なので後悔しないから。(余談だけど受動態だけど選ばれたことによって優位に立ったりするのもどうかと思っちゃうなーあくまで対等でありたいのです。これは理想論かもしれませんが)
「はいからさんが通る」で環が宣言する
「わたくしたちが殿方に選ばれるのではなく、わたくしたちが殿方を選ぶのです」
という言葉がすごく好きなのだけど(ピンクのカーテンの名セリフ「人間って哀しいよね、セックスしなきゃならないからだよ」と並ぶくらい好き)、私が仲がいいおなごの皆さんはそうであって欲しい。実際はだめんずうぉーかー率8割くらいですが。
あとわたくしの先生が「何か(この場合バンド)に夢中になることで世界が広がる感じ」に共感できたと言ってらしたが、バンド、正確に言えばバンドマンに夢中になる女ってのは逆に世界を狭めているような気がするのであった。その世界しか知らないから、「付き合うなら絶対バンドマン!バンドマン以外とセックスするなんて考えられない!」と言う。 この宣言はすなわち「貢ぐ/浮気されてもガマン/売れたら捨てられる可能性高くてもかまわん」ってことですから。他の世界を知ると「ああバンドマンなんてただの貧乏人だよなーセックスもたいしたことねーなー」と思えるようになりますから。って私はバンドマンがいかなるセックスをするのか知らんけど。 でもバンドを始める動機の一部は「もてたい」だから、もともとチンケな男が多いというのだけは知っておりますよ。私の学生時代の友人もたいしたことねえバンドマンのために大枚はたいたりしていたなあ。今どうなってんのかなあ。(遠い目)
まあ世界を狭めない為にも、相手に依存しすぎない為にも、自分の選ぶ男を見つけるためにも自分で何かをやり続けてないといかんのだよな。 そんなことを昨日、先生らと呑んでる時に話したら 「おまえ一体いくつだよ。オッサンみてえなこと言ってんな」 とつっこまれた。 ああここでも年齢詐称疑惑到来。まあ、私は「早く歳を取りたい」とずっと願って、それに突き動かされて生きてきたのでいいのですがね。なるべく女性性にとらわれないように生きてきたのも伝わってるようなんで「アニキ」「オッサン」と呼ばれるのも平気だ。(山下達郎に見えてきたというのは傷ついたが) まあそんなわたくしでも年齢相応の女性として悩むこともあるけどな。がはは。
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2007年02月08日(木)
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